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ブタ派になりそうなマイピッグカフェ[辛酸なめ子の東京アラカルト#28]

旅行・おでかけ
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猫カフェやハリネズミカフェ、カワウソカフェ、豆柴カフェなどいつの時代も人気の動物カフェ。そんな中、3月にオープンして大人気なのがマイクロブタカフェです。

日本初のお店、mipig cafe(マイピッグカフェ)は目黒にあり、早くも予約が取れない店になっています。

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できたばかりできれいな建物。きれい好きなブタさんにぴったりです

ブタさんは抱っこが苦手

何度か予約を試みて、やっと空いている日にちを発見。(ちなみに予約サイトで2名様用の席はかなり先まで埋まっています。人数を集められたら3、4人席で予約したら比較的予約取りやすいかもしれません)平日の夕方行ってまいりましたがほぼ満席でした。

まず、1階の受付でお店の人の説明を受けます。

ブタさんは抱っこが苦手なので抱っこしたり移動はしないように。好奇心旺盛なので顔の前に指を出すと噛まれてしまう可能性がある。お店で応急処置はできるけれどアフターフォローはやっていない。膝を伸ばしたりあぐらをかくとブタさんが乗ってきてくれることがある、だそうです。

動物カフェではお店の人が結構高圧的なことがありますがマイクロブタカフェは温和な店員さんで、マイクロブタの優しい性格を反映しているのでしょうか。

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1階で愛想を振りまいていた黒いブタさん。目が二重でかわいいです。2階は16人くらい座れるスペースがありました。3階もあるようです

1階の壁際にもなんと黒いマイクロブタさんが。「ブキュブキュ!」と黒目がちの瞳で身を乗り出して挨拶してくれました。

犬でも猫でもない新たなかわいさに心掴まれます。この日、朝から豚肉は......食べてないと思ったら昼食べたフリーズドライのリゾットにベーコンが入っていたかもしれません。でもほんのかけらです。ブタさんに心の中で懺悔しましたが、無垢な瞳で見つめ返されました。

ちなみにこのお店は30分間隔で予約が取れます。ほぼ満席なので当日延長は難しい感じです。入れ替えタイムはないというか入れ替え込みで30分。入れ替え時、1階がごった返してしまうので10分くらい早めに行って受付を済ませ、手を消毒し、すぐ入れるようスタンバイするのが良いと今回来てわかりました。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

無邪気なブタさんたちにまみれるアニマルヒーリング

時間が来たので2階へ。他の動物カフェに比べると無臭で、さすがきれい好きなブタさんです。入って足を伸ばして座っていたら、さっそく2匹ブタさんがやってきて、脚の上に乗ってくださいました。

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膝に乗られると顔が見えなくなってしまうのが何ですが、ぬくもりは感じられます。いきなり2匹も......。

母ブタと思われたのでしょうか? ブタに近いベージュの服が功を奏したのでしょうか?「ブピブピ」などとしゃべるブタさんをなでていたら、毛は硬めでしたが、体温と重量感は猫に近いです。鼻を押し付けてきて、湿った柔らかさを堪能。

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この子はよく乗ってきてくれましたが、生まれて5~6か月でまだあまり人に慣れていない子も。膝に乗ろうとして後ずさりする姿もかわいかったです

でもお客さんやお店の人が入ってくると、ブタさんはそっちに行ってしまいました。動物カフェあるあるですが、結局お店の人に一番なついています。

お店の人は時々おやつを手にブタさんを操り、各テーブルに連れてきてくれました。その時ブタさんの気が乗れば膝に乗ってくれるサービスが。また掘りたい習性があるのかクッションの下に鼻を突っ込んで押し上げているブタさんもいて、見ていて飽きません。

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クッションの下に鼻を突っ込むブタさん。いつも全力です

「ギュピー!」「ブエ~!」と、唐突に叫ぶブタさんも。ブタがこんなによくしゃべるとは知りませんでした。「ブヒブヒ」「プピー」「ギュエ~」など鳴き声のバリエーションも多いです。抱っこが苦手なのでお店の人が抱き上げて運んだら「ギュピピピ!」と激しく叫んだり。このカフェに通えばブタ語がわかるようになるかもしれません。

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ブタ同士鳴き声で会話しているようでした。今日の客について噂しているのかもしれません

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