(3)激しく束縛するようになる
もちろん、メンツを台なしにされたことで激怒する男性も少なくありません。
その中で多いのは、激しく束縛するようになるというパターンです。
絶えず浮気を疑うようになり、飲み会に行くのも友だちと会うのも禁止して、パートナーのスマホを毎日のようにチェックするということもあります。
極端なケースだと、誰かと会うときは必ず相手の写っている写真を撮って10分おきに送らないと外出自体を許してもらえないようになったり、GPSをつけて常に居場所を監視されるようになったりしたという女性もいます。
女性は「もう浮気はしない」と平謝りしても許してもらえず、一挙手一投足を疑いの目で見られるようになり、だからといって別れてももらえず、生きた心地がしない毎日を送ることになります。
この「別れてもらえない」というのが、一番大変なところです。
結婚している場合は、離婚の原因を作り結婚生活を破たんさせた有責配偶者の側から離婚をすることはできないので夫が同意しない限り離婚はできませんし、交際中の場合も距離を取ろうとするとストーカー化するということもあります。
「許してもらえそう」が女性の浮気のキーワード
浮気や不倫をするのは男性も女性も同じです。
しかし女性の場合は、「たとえバレても許されるだろう」と思って浮気をする人が多い傾向にあります。
実際に浮気をしている女性に話を聞くと、「うちの夫や彼氏は鈍いから気づかないし、気づいても大人しいから怒らない」というように、相手を見て、「この人なら許してもらえるだろう」と判断したうえで浮気をしていることがほとんどです。
夫や彼氏が怖い人で、浮気がバレたら激怒されて捨てられると思っていたら、なかなか浮気をしようという気持ちにはなりませんし、夫や彼氏が浮気性で困っているような女性はあまり浮気に走りません。
といっても、「許してもらえそう」という予測が外れることも決して少なくありません。
大人しい人だと思っていたけれど、浮気がバレたら人が変わったように前述したような束縛に走る男性もいます。
また、許してもらえた場合でも、女性の側は罪悪感を抱えながら結婚生活や交際を続けることになりますし、程度の差はあれパートナーとの関係にひびが入ることは事実です。
さまざまなケースを見てきた中でも、「浮気をしたほうが幸せ」「浮気をしてよかった」と思っている女性を見たことはめったにありません。
軽い気持ちで浮気をするとあとあとまで後悔をする羽目になることが少なくありませんし、パートナーに不満があったり、ほかにいい相手を見つけたりした場合も、きちんと別れてから次の相手に行かないとリスクがあるということを理解しておくようにしましょう。
(堀井亜生)
※画像はイメージです