体や心の緊張を深部からほぐす「ヨガ+ストレッチ」を提唱し、ビジネスマンに向けた企業ヨガ分野でも活躍する相楽のりこ先生に、昼間の緊張を手放しぐっすり眠れるメソッドを教えてもらいました。蒸し暑く寝苦しい季節も、ヨガとストレッチを味方につければ、疲れを持ち越さずに翌朝へ!ぜひトライしてみて♡
ヨガジャーナル日本版編集部
硬くなりやすい太腿・お尻・腰を広範囲でストレッチ
下半身に疲れが溜まっている時は、ベッドに入る前にテニスボールで全身のツボが集まる足裏を刺激します。立ったまま足裏でテニスボールをコロコロ転がすだけ!脚やお尻のコリに効くツボをまんべんなく刺激でき、下半身が軽くなるのがわかりますよ。私は筋膜が薄く傷つきやすいので、テニスボールを使ったマッサージは足裏限定にしています。筋膜はデリケートなので、痛みが出ないように注意して行ってくださいね。
今回ご紹介するのは、太もも・お尻・腰をストレッチして下半身全体の疲れを取るワーク。下半身が重い、だるいと感じたらセルフケアを実践し、疲れを溜めない習慣を付けましょう。(相楽のりこ先生)
太腿とお尻の筋肉をほぐすワーク
目的と効果:太ももの外側と、デスクワークなどで硬くなりやすいお尻の筋肉を伸ばしこわばりを解消。
やり方
1. 仰向けになり両膝を立て、両腕は肩の延長線上に伸ばす。
Photo by Shoko Matsuhashi
2.右足首を左膝にかけて右ももの外側の伸びを感じる。
Photo by Shoko Matsuhashi
3.左膝を90度に保ったまま体を右側に倒し、足の太もも外側、付け根の筋肉を伸ばす。
Photo by Shoko Matsuhashi
4.左膝にかけた右足を外し、肩をマットにつけたまま体を左側に倒す。
Photo by Shoko Matsuhashi
効果UPのポイント:右側に体を倒す時は、左膝~頭頂が一直線になるように意識するとストレッチが深まる。腰が浮いても無理にマットにつけようとせず重力に任せて。反り腰に注意する。
ハッピーベイビーのポーズ
目的と効果:股関節を開くことでお尻の筋肉がストレッチでき、臀部と腰まわりの緊張をやわらげる。
やり方
1.仰向けになって両膝を抱える。
Photo by Shoko Matsuhashi
2.両腕を頭の上に伸ばし、両脚は天井へ。
Photo by Shoko Matsuhashi
3.両膝を曲げて脚の内側から足裏をつかむ。尾骨をマットに沈めながら両膝を脇の下に近付ける。