体や心の緊張を深部からほぐす「ヨガ＋ストレッチ」を提唱し、ビジネスマンに向けた企業ヨガ分野でも活躍する相楽のりこ先生に、目覚めを良くして一日を快適にスタートさせるメソッドを教えてもらいました。ツラい寝起きも、ヨガとストレッチを味方につければ、すっきりとした心身に整えられそう！ぜひトライしてみて♡
ヨガジャーナル日本版編集部
呼吸とポーズで全身にエネルギーをみなぎらせ目覚めを良くする
体を目覚めさせるにはヨガのポーズはもちろん、瞑想と呼吸法もおすすめです。私はベッドの上で安楽座になり、目を閉じて瞑想しながら完全呼吸を行います。段々と呼吸を深めて新鮮な空気を全身に巡らせると細胞が目覚め始め、頭がシャキッとしていきますよ。月経中などあまり体を動かしたくないときも、瞑想と呼吸法を行えば気持ちよく一日のスタートが切れるはず。
今回ご紹介するのは、深い呼吸と全身ストレッチにより体を気持ちよく目覚めさせるワーク。寝起きが悪くなかなかベッドから出られない人にもおすすめです。(相楽のりこさん)
横になった月のポーズ
目的と効果：伸びをして体の隅々に呼吸を行き渡らせる。さらに、圧迫されていた血管を解放して血流を促し体を起こしていく。
やり方
1.仰向けになりつま先を揃えて両腕は頭の上、体を上下に引き合い伸びをする。
Photo by Shoko Matsuhashi
2.手のひらを併せつま先を揃えたまま、脚と腕を左側に傾けて手と足の指先を遠くに伸ばす。呼吸しながら体側とあばらが伸びる感覚を味わう。反対側も同様に行う。
Photo by Shoko Matsuhashi
効果UPのポイント：傾けた側の体側が縮まらないように、斜め上方向に手の指先を伸ばす。さらに、その状態から「あと1cm」遠くに伸びるようにする。
横になってねじる&揺らすポーズ
目的と効果：体をねじる動きで腰、お尻、太腿を、体を揺らして背中をマッサージし寝ている間かたまっていた筋肉をほぐす。
やり方
1.仰向けになり肩の延長線上に両腕を伸ばす。両膝を立て左右に脚を倒す。
Photo by Shoko Matsuhashi
2.両腕は肩の延長線上に伸ばしたまま、両膝を曲げて体に引き寄せる。
Photo by Shoko Matsuhashi
3.引き寄せた膝を両手で抱える。
Photo by Shoko Matsuhashi
4.膝を抱えたまま左右に体を揺らし背中や腰がほぐれる感覚を味わう。
Photo by Shoko Matsuhashi
効果UPのポイント：ねじりポーズでは深くねじる必要はなく自然な体側の伸びを感じる。肩がマットから浮かないように注意し、両膝は離れてもOK。
