朝、時間がなくてメイクが適当になってしまう。あるいは、メイクに時間がかかりすぎて、他のことがおろそかになってしまう。そんな経験はありませんか。この記事では、ちょっとしたコツでメイクがはかどる時短術をご
saitaPULS編集部
メイクに時間がかかる一因は「迷う」こと
日々の行動で、意外と多くの時間を占めているのが「迷う」時間です。たとえば、メイクで言うならば「今日はどんな色のチークを使おう?」「ええと、次は……眉毛を描くんだった」「ペンシルを削らなきゃ! シャープナーはどこに置いたかな?」など。
一つひとつは小さなことです。でも、たとえばこの3つにそれぞれ10秒悩んだとしたらどうでしょうか。30秒もの時間がかかっています。実際には、もっといろいろなことで迷っていて、数秒~数十秒単位の時間の浪費をたくさんしているはず。メイクに時間がかかる一因。それこそが、迷うことで生まれる時間の浪費なのです。
「使う順番」に並べるだけで、迷わない
メイクの迷いをなくす効果的な方法。それは「使う順番に並べる」ことです。
まずは、自分のメイクの工程を思い出してみましょう。そして、テーブルの上に、使う順番に左から並べていくだけです。最初にひと手間かけると、あとは、何も考えずに左から手にとってメイクをしていくだけ。
ただし、このときにも「迷う」時間は発生しています。「どこに何を置くか?」という迷いです。それさえなくしてしまいたいなら、ガイドラインを作りましょう。クリアファイルや下敷きなど、ある程度強度のあるものを用意します。そこにコスメの置き場所を書いたり、ラベルを作って貼ったりするのです。すると、考えずさっと置いていくことができます。
なお、さらなる時短を目指すのであれば、並べる作業を朝ではなく、前の晩にするよう習慣づけると良いでしょう。
曜日とメイクを連動させて考えてみよう
「どんなメイクをしよう?」と悩んでしまうなら、曜日とメイクのヒントをひもづけておくのがおすすめです。
たとえばデートの日だったらクールなメイクよりも、可愛く見えるようなメイクをしたくなりませんか? 大切なプレゼンのある日なら、清潔感があってしっかり見えるほうがいい。こんなふうに「特別な予定」というヒントがあれば、メイクの系統はすぐに決まります。
では、予定がない日のヒントはどのように作っていけば良いでしょうか。たとえば「テイスト×曜日」。月曜日はキュート系のメイク、火曜日はクール系、水曜日はヘルシーに……。あるいは「カラー×曜日」も一手です。月曜日はオレンジ、火曜日はピンク、水曜日はレッド……。このように、メイクをするための「ヒント」を曜日ごとに決めておく。そうすれば、特別な予定がなくても、どんなメイクをするか迷うことがありません。
さらに、特定の曜日に「コスメのお手入れ日」を作るのもおすすめです。ブラシをきれいにする日、スポンジをきれいにする日、シャープナーでペンシル系のコスメを削っておく日。メイクのためにするべき家事を忘れず行ない、迷う時間を減らすことができます。
メイクに時間がかかる一因は「迷う」ことです。メイクの工程で迷うときは、使う順番に並べるだけで時短になります。どんなメイクをするかで迷うときは、曜日ごとにメイクのヒントを決めておけばすぐに始められます。
文/三條凛花 http://365kaji.blog.jp/
整理収納アドバイザー。時間の使い方を整えることで家事や片づけがラクになる方法を提案している。著書に『時間が貯まる魔法の家事ノート』(扶桑社)など。