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「モテテクとハウツーを片っ端から試す女」が陥りがちな失敗

恋愛・結婚

親、世間、彼、友人……「自分以外の誰か」を主語にして、恋愛や結婚をしてしまう女性がいます。そんな彼女たちの特徴を、恋愛コラムニストのぱぷりこさんが解体&分析する連載です。

ぱぷりこ(恋愛コラムニスト)

結論。盲信はやめて、自分で考えよう

モテテクとハウツーを片っ端から試す女が迷走する原因は、「モテテク・ハウツーが効果的な人」や「モテテク・ハウツーの信頼度」を無視して、モテテクやハウツーを信じすぎてしまうから。

そして、モテテクやハウツーといった「自分以外の誰か」に意思決定や行動指針を丸投げして、自分の頭で考えないからです。

彼女たちは、自分がどういう外見が似合うか、自分がどういう人が好みか、相手がどう思って行動しているのか、といったことを自分で考えず、片っ端からモテテクやハウツーを優先します。

そのため、成功確率が低いギャンブルになってしまいます。また、他人の意見に合わせるあまり「自分を矯正」しすぎて、自分本来の魅力や強み、好みがどんどん上書きされて曖昧になり、自覚できなくなってしまうリスクが高いです。

そうなってしまうと、さらに「自分を正しい成功へと導いてくれる他者」を求めるようになり、さらなるモテテクやハウツー、占いやスピリチュアルに依存するようになっていきます。

恐怖の依存ループから抜け出す方法は3つ。

1つ目は、モテテクやハウツーを盲信するのをやめること。禁止する必要はありませんが、モテテクやハウツーをすぐ信じて行動すると危険です。もっと心の中の信頼度をぐっと下げて「試してもいいけどやみくもに信じ込むものではない」と心得ましょう。

2つ目は、自分で考えること。彼女たちは「行動する」という素晴らしい強みを持っています。実際に行動した数が多ければ「成功経験」「失敗経験」どちらもあるはずです。これらをすべてノートに書いて分類します。

そのうえで「私はどういう人が好きか」「どういう恋愛関係が理想か」と、自分に問いかけて、こちらもノートに書きます。ある程度書くと、自分の恋愛傾向がわかってきます。

3つ目は、信頼できる情報を集めること。モテテクやハウツーは書き手の経験と主観によるものが多く、「合う人には合うが、合わない人には合わない」ものです。

そうしたものを片っ端から試す前に、より信頼できる情報を集めましょう。信頼できる情報とは「リアルな人間から直接聞く」ことです。要は「好きな人・気になる人に行動の意図を聞く」「自分のことを何年も知る友人に、自分の魅力を聞く」のが有効です。モテテクよりこちらのほうを信用しましょう。

以上3つの方法により、自分の好みや恋愛傾向を自分で把握し、信頼できる情報を持っていれば、「試す価値があるモテテク・ハウツー」「試す価値がないモテテク・ハウツー」を自分で見分けられる力がついてくるでしょう。

モテテクやハウツーは、あれば楽しいし、試してみてうまくいくこともあるので、必ずしも悪ではありません。しかし、自分の意思決定や主導権を委ねられるほど信頼しすぎたり、依存したりするのは危険です。

(文:ぱぷりこ、イラスト:itabamoe)

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