「MAQUIA」10月号では、めぐる体をつくる「水飲み美容」を特集! 心身ともにめぐらせるにはどうすればいいか、まずは「水」にまつわる基礎知識をお届けします。
実は飲めてない? 足りてない? めぐる体をつくる「水飲み美容」
私たちの体の60%を占める「水」。毎日飲んでいるつもりでも、足りていないケースがほとんど。心身ともにめぐらせるには一体どうすれば? 基礎知識と厳選ミネラルウォーターをご紹介!
お話を聞いたのは
アクアソムリエマイスター 澤井香苗さん
ミネラルウォーターの活かし方を発信しながら、日本初のミネラルウォーター専門スクール「アクアデミア」で主任講師を務める。
表参道美容皮膚科 三宅真紀先生
美容皮膚科医。4万例以上の治療実績を持つエイジング治療のエキスパート。美容・スキンケアの知識も豊富で商品開発にも携わる。
キレイに水が不可欠なのはナゼ?
「しっかり水分を摂ることで血流量がきちんと保たれるので、必要な栄養が体のすみずみまでいきわたり、老廃物の排出もスムーズに行われます。ターンオーバーも促進されて、みずみずしく透明感のある肌に」(三宅先生)
水分を保って美肌に
「スキンケアで外から保湿することも重要ですが、飲む水の量が足りない場合も肌の水分量低下につながります。乾燥はもちろん、小ジワやニキビ、シワやたるみといった肌トラブルの原因になりかねません」(三宅先生)
水を飲まないと水太りやむくみに
「体内の水分が不足すると、体は生命の危機を感じて細胞内に水を溜め込んでしまいます。それが蓄積されることで、頑固な冷えやむくみに。さらに便秘や代謝の停滞にもつながり、肥満の原因となります」(三宅先生)
CHECK!こんな人は水分が足りてない?
☑唇や喉がかわいている
☑飲み物の量が1日1.5リットル以下
☑トイレの回数は1日5回以下
☑尿の色が濃い
☑イライラや緊張が続く
☑むくみや冷えが気になる
☑ニキビが治りにくい
☑最近、肌の乾燥や小ジワが気になる
1日に2.5ℓも失われている!
「喉の渇きを感じたら脱水が始まっているサイン。1日1.5リットルを目安に補給しましょう。ただし、この数字はあくまで日常生活で排出される水分なので、運動する人はさらに水分を摂る必要があります」(澤井さん)
目安は? いつ飲むといいの?
体重×30mlが目安
「一度にたくさん摂りすぎると上手く吸収されずに尿として排出されるので、150~200mlを1日10回程度に分けてこまめに補給しましょう。胃液を薄めないよう食前30分と食後2時間は控えるといいですね」(三宅先生)
1日で、こんな飲み方を
朝
・口をゆすいでからコップ1杯の水を飲む
・刺激が欲しいときは中硬水や炭酸水
・胃腸に負担をかけたくない人は白湯
昼
・汗をかく前後にコップ1杯程度を飲む
・喉が渇く前にこまめに補給
・食事中はコップ1杯程度、食後のがぶ飲みはNG
夜
・入浴前後と就寝前に必ず水分補給
・軟水を常温または白湯で飲む
・ゆっくり飲むことでリラックス
MAQUIA10月号
イラスト/二階堂ちはる 取材・文/国分美由紀 企画/芹澤美希(MAQUIA)