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同じ布団でくっついて寝ることが夫婦円満の秘訣!

夫婦円満の秘訣は、夫婦の数だけあるのだろうと思います。なかでも今回は「同じ布団でくっついて寝る」ことのメリットと重要性についてお話ししたいと思います。喧嘩をしても、いっしょの布団だと仲直りのタイミングが強制的に作るという利点もあるのでオススメです。

執筆者:藤嶋 ひじり

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一番の秘訣は「ありがとう」「ごめんなさい」

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同じ布団に寝ていますか? その前に同じ部屋で寝ていますか?

夫婦円満の秘訣は、夫婦の数だけあるのだろうと思います。そのなかで、「同じ布団で寝ること」についてお話ししたいと思います。

その前に、まず夫婦円満の秘訣を集約すると、究極は「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えること。根底に「相手を尊重する気持ち」があれば本来は素直に出てくるもの……のはずです(たぶん)。最初の結婚で「結婚してあげた」という傲慢さがあった筆者にはそれが欠けておりました。だからこそ、再婚して夫婦円満な今、秘訣としてお伝えしたいのです。

「ありがとう」をちゃんと伝え合うことができれば、世の中の夫婦喧嘩の80%ぐらいは消えてなくなるのではないでしょうか。ところが慣れとともに「言わなくてもわかるだろう」「察してほしい」になり、不穏な空気が流れてしまうわけです。

「ありがとう」の反対は、「当たり前」。という説がありますよね。

・夫が仕事をして稼ぐのは、当たり前。
・妻が家事や育児をするのは、当たり前。
・女は、家事ができるもの。子どもが好き。
・男は、女を守るべき。妻と子を全面的に支えるもの。

そんな「当たり前」が感謝を忘れさせてしまうのです。

さらに、

・自分の母親がやっていたことは、妻もできるだろう。
・自分の父親ぐらい、夫にもしっかりしてもらいたい。

これも「当たり前」の条件につい入れてしまっている人も多いはず。でも、女性にも「子どもが好きじゃない人」はいます。そして、子どもが好きだからといって自分の24時間を365日犠牲にするのは辛いものです。筆者も保育士でしたが、長女を産んだとき「かわいいけれど、8時間で帰ってくれないのってしんどいなぁ」と嘆いておりました。やっぱりサポートが必要なのです。

男は強くあるべき……なんて、時代の流れとともに、すでに廃れているように思えて、やっぱり「お姫様扱い」してくれるやさしくてしっかりした理想の男性像は、女性の心のどこかに残っているもの。

でも、男の強さの源って、実は「かっこつけ」や「コンプレックス」であることが多いように思います。

「守りたい人」がいるから強くなれるのは女。
「支えてくれる人」がいるから強くなれるのが男。

……筆者は、そう思います。

そもそも、男だけが女を守るのでもなければ、女だけが育児をそつなくやってのけるわけでもありません。

筆者はシングルマザーとして、経済と家事を一人で支えた経験があります。離婚した当時、国からの補助(児童扶養手当)は子ども3人に対して、満額で月額約4万8千円。そして、稼ぐほどに金額は減っていきます。生活保護を受けたことはありません。

仕事を増やせば、家事は滞り子どもたちは精神的に不安定になる。
子どもたちに健康な食事をと家事をがんばれば、仕事がおろそかになる。

「あぁ、妻がほしい」とよく思ったものです。離婚は夫婦それぞれの問題ではありますが、夫が事故で働けなくなった、妻が他界した……など、予期せぬ理由で、片親でがんばる家庭もたくさんあります。

夫婦二人で分担できるということは、当たり前ではなく、本来、素晴らしい環境(周囲を巻き込めるともっといいのでしょうけれど)。お互いの「当たり前」を見直してみましょう。そして、感謝の気持ちが生まれてきたら、「ありがとう」を言葉にしてみましょう。そのためにベストなタイミングといえば、やはり二人の寝室……布団の中なのです。

1日の最後には布団のなかで素直になってくっついて寝る

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結婚する前は「1日の終わりに一番話したい人」だったはずの夫婦。「寝る前の時間」を作ってみませんか?

「ありがとう」なんて恥ずかしいし言葉にしなくてもわかる……と言いたいところですが、やっぱりわからないもの。ちゃんと伝えることで、お互いに1日の疲れが少し和らぐはずです。暗がりでなら伝えやすいということもあるでしょう。

「今日も1日、ありがとう」。

慣れないうちは照れ臭いかもしれませんし、変に勘繰られるかもしれませんが、勇気を出して伝えてみませんか? 最初は心の中でつぶやくことから始めるのもいいでしょう。

毎日一度、気持ちをリセットすること……だともいえます。禅やマインドフルネスにも通じるものがあるのではないでしょうか。

この寒い時期、人の体温ってありがたいもの。夫婦がいっしょに布団に入ることで、「あぁ、ありがたいなぁ」と思えるもの。筆者の夫は、布団に入るのが早いので、後から布団に行くと「布団、温めておいたよ~」と寝ぼけ眼で言います。

そんな意図があるかどうかは別として、少し寒いエリアの築35年ほどの和風建築に住んでいるわが家の場合、本当にありがたく感じるのです(現代の気密性の高い住まいだと快適過ぎてありがたみが薄れてしまうのかもしれませんが)。

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