夫の寝顔が「かわいい」と思えないと危険かも?
お互いのからだに「手あて」してみましょう。心臓の音を聞くと安心したり、命を感じ大切に思い直すことができるものです
夫婦喧嘩をしたとき、筆者はたまにプチ家出をします。でも、筆者の夫はそんなことでは全然動じない人。いえ、それぐらい周囲に振り回されない「ぶれない人」が理想ではあったのですが、スネる作戦は夫にはちっとも効果がありません。夜中に戻ってみると、布団の中ですやすやと寝ています。「心配じゃないのか」と内心さらにいじけつつ、同じ布団に入ります。
子どもの寝顔は天使ですが、夫の寝顔というものも意外に愛しいもの。そのかわいい寝顔を見て、「仕方ないなぁ」「ゆるしてやるか」と、ひそかに冷たい足をくっつける、という小さな意地悪をしながら相手のぬくもりを感じる……。
これで、小さな喧嘩の場合は、ぷすぷすと空気が抜けるように萎んでしまうのです。逆にいうと「夫の寝顔がかわいいと思えなければ夫婦仲は危ない」とも、筆者は考えます。極論ですが。
どんなに腹が立っても、「全幅の信頼」がその根っこにあるのなら、いっしょの布団で寝ることで冷静になれたり、考え直せたりするもの(その信頼も育んでいくもので、約束したり簡単に作ったりできるものでもないけれど)。
喧嘩をしても、いっしょの布団だと仲直りのタイミングが強制的に作れて、長引かないという利点もあるので、オススメです。
互いのしんどい部位に触れる「手あて」というコミュニケーションもできます。筆者も毎日しています。触れることで、相手の体調に気づいてあげることもできますし、お互いに愛を感じられます。また、スキンシップから夫婦生活のタイミングも掴みやすいという利点もありますよね。
もしも、1日のできごとを夫に話すなら、楽しい話7割、愚痴3割ぐらいのバランスがおすすめ。愚痴になるなら「ちょっと愚痴聞いてもらっていい?」と、男性側が「受け取れる状態かどうか」を確認し、聞いてもらったら「ありがとう」と伝えるのもポイントです。男性は、仕事で頭がいっぱいになると、他の話を聞くゆとりがない……という性差もあるので、配慮を忘れずに。
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