「追い詰められてからでは遅い」のです。
「結婚願望がある」と言ってもダメ。
「結婚願望がない」と言ってもダメ。
今回のご質問者さまは、どっちを答えようとも状況が悪化する問題を突きつけられてしまったのです。
このように追い詰められた状況になってから解決策を考えても、結果を改善することはできません。
ですので、ご質問者さまは「追い詰められる前」に会話の方向性を変え、この質問をされないようにするべきだったでしょう。
今回の場合は「元カノからの結婚のプレッシャーに耐えられなくて別れたんだよね(笑)」という彼の発言がターニングポイントでした。
この発言の時点で会話の方向性を変えることができれば、今回のように追い詰められることはなかったでしょう。
もちろんターニングポイントは会話が終わってからわかるものなので、会話をしている最中に「ここだ!」と見極めることは簡単ではございません。
しかし、相手の男性が「結婚に対して否定的な発言」をした段階で「この流れはマズそうだ……」と感じることができるとよかったでしょう。
それでは今回の場合、彼が「元カノからの結婚のプレッシャーに耐えられなくて別れたんだよね(笑)」と言った時点で、ご質問者さまはどのように切り返せばよかったのでしょうか?
もちろん切り返し方はいくつもあると思いますが、私がその場面に置かれていたら、このように答えたと思います。
「私も結婚については考えてるけど、やっぱり段取りってあるもんね。いきなりグイグイ来られるのは重いよね」
この切り返しは彼の発言に同意しつつも、「結婚については考えている」ということを明言しています。
ですので、彼がこの発言に「そうだね」と同意をしてくれれば、彼は「結婚について考えている」ということに同意したことになり、逆にご質問者さまが主導権を握ることができたでしょう。
(文:ラブホの上野さん、イラスト:タテノカズヒロ)
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