メイク落としはスキンケアの大原則。でも、クレンジングにはオイル・ジェル・バームなど様々なタイプがあって、商品もたくさんあって、自分の肌質にあうものを口コミで選ぶのは難しいと感じませんか? そこで雑誌『LDK the Beauty』が、新作・人気のバームタイプのクレンジング10製品を徹底検証しました。おすすめを紹介します!
メイクのオフに欠かせないのがクレンジング。でも、ノーメイクの日にクレンジングは必要ないと思っていませんか?
クレンジングはメイクを落とすだけでなく、毛穴に詰まった汚れである角栓や黒ずみなど油性の汚れも落とします。汗や古くなった角質など主に水性の汚れは洗顔料で落とせますが、毛穴の奥の汚れは十分に落とすことができません。健やかなお肌をキープするには、クレンジングはとっても重要なんです。
そんな健やかお肌をキープするのに重要なクレンジング。美肌のためにも、年齢や肌の状態にあったものを選びたいですよね。でも、クレンジングって、クレンジングオイルやクレンジングジェル、クレンジングバーム、クレンジングクリーム、オイルフリーのクレンジングなどさまざまなクレンジングタイプがあって、自分の肌質にあった製品を口コミだけで選ぶって大変ではありませんか?
そこで、雑誌『LDK』の姉妹誌でコスメ雑誌の『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部が、ドラッグストアーやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの商品販売サイト、デパート・百貨店で買えるデパコス・人気・定番のプチプラ製品などクレンジングを56製品ピックアップし、オススメ商品はどれか徹底比較しました。
今回はその中から、オイル並にメイクを落としてしっかりうるおうクレンジングバームのおすすめ10選をご紹介します!
▼テストしたブランド
・オルナ オーガニック
・クレージュ
・ソフティモ
・ピュアヴィヴィ
・ボタニスト
・ラフラ
・ロゼット
・DUO
・idio
・matsukiyo
毎日使うクレンジングは、肌に優しくてしっかりメイクを落とせるものを選びたいですよね。クレンジングにはオイル、ジェル、ミルク、クリーム、リキッド、バームなどがあり、メイクの濃さや肌質によって選ぶ基準が変わります。
クレンジングは、洗浄力の強いものがいいというわけではなく、メイクの濃さに合わせて選ぶのが正解。濃いメイクの日にはしっかり落ちるオイル、薄いメイクの日には洗浄力が穏やかなミルクというように、使い分けるといいでしょう。
各タイプの特徴は以下のとおりです。
[クレンジングオイル]
洗浄力の強さはクレンジングオイルがいちばん。しっかりメイクやウォータープルーフなどの落ちにくいメイク汚れにクレンジングオイルは最適です。反面、肌に必要な油分まで落としてしまうこともあり、乾燥肌の方はカサつきを感じるかもしれません。
[クレンジングバーム]
クレンジングバームの洗浄力はオイルと同じくらいで、しっかりメイク向けです。バームを肌にのせると体温で溶けてオイルのようなテクスチャーになります。保湿力も優れていることから、近年人気を集めています。
[クレンジングジェル]
クレンジングジェルには、オイルタイプと水性ジェルタイプがあり、オイルタイプのほうが洗浄力が高いのが特徴です。一般的なメイクに向いています。みずみずしくさっぱりしたテクスチャーで、夏場のクレンジングとして人気があります。
[クレンジングクリーム]
クレンジングクリームの洗浄力はオイルやバームより優しいとはいえ、比較的強めです。オイル成分が多く、しっとりした使い心地のため、乾燥肌の方に向いています。
[クレンジングミルク]
クレンジングミルクはナチュラルメイク向けです。洗浄力は低い一方、肌への負担も軽く、乾燥肌や敏感肌の方でも比較的使いやすいタイプです。
[クレンジングリキッド]
水を主成分とし、サラサラしています。保湿成分を配合するものもありますが、洗浄力は最も弱く、コットンに染み込ませてメイクを拭きとります。
[クレンジング拭き取りシート]
拭き取りシートは予めクレンジング剤が浸透し、拭きとるだけでメイクが落とせる製品です。手軽ですが摩擦の刺激を受けやすいというデメリットもあります。拭きとりタイプはあくまでも緊急用に使うようにしましょう。
まつ毛エクステ(まつエク)をつけていたり、ニキビ肌で悩んでいる人は、オイルフリーのものを選びましょう。一般にまつエクは油分に弱く、オイルタイプのクレンジングを使用するとまつエクが取れやすくなる可能性があります。
オイルフリーの洗浄力は弱いので、本来はダメージ肌の方やナチュラルメイク派の方向けです。濃いメイクを落とすために洗浄力高めのクレンジングを選ぶ場合は、商品パッケージに「まつエクOK」の表示があることを確認してくださいね。
ニキビ肌の人は皮脂の分泌量が多いため、オイルよりも界面活性剤で汚れを落とすタイプが向いています。
ダブル洗顔不要タイプなら、メイク落としと洗顔が1度で済むので時短になります。仕事や家事で疲れた日や、ダブル洗顔は面倒……というズボラさんにピッタリです。また、ダブル洗顔は洗顔時に肌への負担が少ないというメリットもあります。
クレンジングは洗浄力が大切ですが、肌へのやさしさや成分も重視したいですよね。そこで、メイクも日焼け止めもバッチリ落とし、肌にやさしいクレンジングを見つけるべく、以下の3つのテストを実施しました。
クレンジングに求められるのはなんといってもベースメイクの落ち具合・クレンジング力です。ベースメイクを基準として、どれだけ落ちるか判定しました。
判断材料に使用したのは落ちにくいリキッドファンデーション。人工皮革に塗布したリキッドファンデーションに各製品をのせ、力を入れないように指で均一に一定回数なでてなじませたあと、ティッシュオフ 2回。残ったファンデーションを比較しました。
肌に負担のかかるゴシゴシ洗いなしで、しっかりメイクをオフできるものを高評価としました。
メイクがしっかり落ちても、つっぱったり、カサカサしたりするものは避けたいところ。そこでモニターさんの肌に各製品を塗布後、全製品W洗浄を行い、洗浄前と洗浄30分後の肌水分量の増減度を調べました。
肌水分が高いものから「超うるおう」「うるおう」「平均」「不足気味」の4段階で評価し、肌水分増加値が高いものを高評価としました。
肌の健康を守るクレンジングは、成分にこだわることも大切です。そこで洗浄成分を基準に、化粧品のプロが肌にやさしいものほど高得点として採点しました。
成分チェックでは、以下の点に注目しています。
[界面活性剤+油分の組み合わせ]
洗浄成分である界面活性剤と油分の主要な組み合わせをチェックし、肌にやさしいものを高評価としました。
[保湿・抗炎症成分]
肌水分量をアップさせるセラミドや、肌の炎症を抑えるグリチルリチン酸などが入っていたら加点しました。
[刺激成分]
エタノールなど肌の刺激を感じやすい成分が入っていたら減点対象です。
毎日使うものなので使用感も気になるところ。20~40代のモニターさんに実際に使ってもらい、肌への伸ばしやすさ、つっぱり感、刺激、落としやすさ、香りなどをチェックしました。
ただし肌質や好みなどによる個人差もあるため、評価に入れず参考意見としています。
以上のテストより、【TEST1:洗浄力】を重視して総合評価を決定しました。
ランキングを発表する前に、大ヒットした前回のクレンジングバームランキングを振り返ってみましょう。
前回行ったクレンジングバーム対決もハイレベルな戦いでした。洗浄力、保湿力、成分すべて満点でベストを獲得した製品をご紹介します。
▼前回1位の製品