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「仕事ができない部下」に共通する4つの特徴

ライフスタイル

仕事ができない部下の存在にストレスを抱えてはいませんか? 彼らが、仕事ができないのはなぜか。特徴別の対処法・育て方をコラムニストのトイアンナさんが解説します。

トイアンナ

対処法

まずは、自分の上司へ「〇〇さんは仕事の効率を上げるのが得意なようなので、チーム全体の効率を上げるような仕事を依頼したいのですが」と根回しをしておきましょう。

上長の承認が下りたら、部下へ「〇〇さん、いつも仕事頑張ってくれてありがとうございます。おかげで〇〇さんに任せた業務はいつも早く終わるから本当に助かっています。

それで、申し訳ないんだけど、チームの人が同じように動けるよう力を貸してくれませんか。たとえばXXの業務って、どうやったらもっと早く終わるか、考えて教えてください」と声をかけると◎。部下の長所をチームへ還元するよう促すのです。

(4)不満への感度が高すぎる

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普通の指導をしているだけなのに「できないことをやらせるのは苦痛」として人事部へ訴えられる。すぐにパワハラを訴えるタイプ。

こんなとき、まず考えてほしいのは「その人が入社時から、そんなことを訴える人だったか」です。おそらくなんらかのきっかけで心が折れて、訴えを起こしたはず。原因を断てば、問題行動はなくなります。理由を考えてみましょう。

もし、中途入社の社員から入社後すぐに訴えを起こされたなら、前職と比べてあなたの会社は超ブラックに見えているはずです。あなたにはもうそれが「ハラスメント」だと認識すらできないほど、社内にセクハラ、パワハラがありふれているのでは……? 冷静な判断をするためにも、ネットで「〇〇する パワハラ」と調べてみてください。

対処法

まずは、部下の話をじっくり、聞いてください。そのとき、部下の話を否定はしないように。本心では違っても「そうだね、そういうところが会社の課題ではあると私も思う」などと同意してあげましょう。

そのうえで「徐々にだけれども、変えていきたいと思っている。ただ、私の力だけでもどうにもならないのも事実なんですよね。ですから、一緒に社内で力を蓄えて、堂々と意見を言えるくらいになるまで、実力で認めさせてやりませんか」と持ちかけましょう。

そして、あなたもクーデターを起こそうとしていると誤解されないためにも、このやりとりは上長に報告しておきましょう。

なぜ、できない部下にイライラするのか

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私たちができない部下にイライラするのは、社内で確立した秩序を乱されるからです。

「AさんとBさんが対立してるのは、誰の目にも明らかなのにどうして会議に同席させたの?」「こういう部品は選ばないって、常識でわからない?」「なにこのパワポ? ゴミをぶちまけたってもう少しマシなグラフになるでしょ?」……と、不文律を乱されて怒りは沸き起こります。

けれど、その常識は本当に「常識」なのでしょうか?

コンサルティングファームでは、パワポの図ひとつにもこだわります。しかし、メーカーではそんなことありません。メールのtoを入れる順番で激怒される会社もあれば、印鑑が逆さまでもどうってことないところがあります。部署ごとに要求される「当たり前」も異なります。

それを理解するためには、別の業種で全然重ならない仕事をしている友人に聞くのが一番です。

「こんなことできない部下がいるんだけど、これってありえないのかな?」

と聞いて、自分が何年も同じ会社にいたことで偏屈になっているのか、それとも部下を人事や産業医へ相談するフェーズにきているのか。まずは自分の立ち位置を確認してみてください。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

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