歯を健康に保つ
よく噛むことによって唾液の分泌が増えますが、唾液には口の中を細菌から守るはたらきがあります。歯をコーティングすることで、細菌から守るともいわれています。
口元や歯の清潔は、第一印象にも影響がありますよね。噛む回数を増やして、口内環境を健やかに保ちましょう。
脳を刺激する
よく噛むと、セロトニンの分泌が増えます。セロトニンとは、脳内の神経伝達物質で、脳を活性化します。その他、精神を安定させるなどのはたらきも。
特に、リズミカルに噛むとセロトニンの分泌が増えるといわれています。
「よく噛む」とは何回噛めば良い!?
日本咀嚼学会や厚生労働省では、よく噛む、とは30回噛むことを推奨しています。しかし、30回とはあくまで目安で、なかなか実行しづらいことも。
あまりに沢山噛んで、食事の美味しさを感じないようであれば、美味しいと感じる回数で噛むと良いでしょう。
よく噛むためのコツ
よく噛むことは、簡単そうですが、なかなか実行できないこともありますよね。自然と、よく噛まなければならない習慣をつけるのも良いでしょう。
(例)
・野菜を固め・大きめにカットする
・食材を大きめにカットする
・ごぼう、れんこん、ナッツ類、たこ、いかなど、歯ごたえのあるものを取り入れる
また、以下のことも大切です。
・急いで食べない(ゆっくり食べる)
・飲み物で流し込むように食べない
ゆっくり食べると、食材そのものの味を感じることができますし、何より早食いは太る原因。流し込むように食べると、食べ物が細かくならずに胃に流れていくため、消化に良くないので要注意。
麺類など喉越しが良く、あまり噛まなくても飲み込める食事も、噛むことを意識して食べるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。「よく噛むことは良いこと」といわれていますが、具体的にはこんなにも美容や健康に良いことがあるのですね。
ぜひ今日から、よく噛んで食事を味わってみてくださいね。