大人のユーモア!秀逸なブラック・コメディ
「ブラック・コメディ」というジャンルの定義は、「通常笑ってはいけないことを笑いの題材にする」ということです。分かりやすい例で言えば「死」や「戦争」、そして「性」や肌色の「差別」などが挙げられます。
ネガティブなこの笑いを毛嫌いする人も勿論いますが、マイナスを理解した上で楽しむことは、現実と虚構に明確な線を引く上でも大切です。そして「タブー」を「笑い」に変える大人の度量と、センスが試されます。
今回はそんな「ブラック・コメディ」のオススメ映画を10作品ご紹介します。テキストとトレーラーを見て、好感が持てそうな映画から、あなたの“大人のセンス”を磨いてみてください。
パルプ・フィクション
近代ブラック・コメディの金字塔。
ブラック・コメディ界にこの人在り。日本でも人気の高い、クエンティン・タランティーノの1994年の作品です。超くだらない話を、大真面目に。カンヌ・パルムドールを受賞した、“大人のファンタジー”を是非。
博士の異常な愛情
常識を覆した、博士の“異常”な笑い。
20世紀を代表する“完全主義者”の巨匠スタンリー・キューブリックが64年に手がけた、ブラック・ユーモアの代名詞的作品。3人に扮したピーター・セラーズの小気味のいいキャラクター、痛快なラストは必見です。
ショーン・オブ・ザ・デッド
シニカルな恐怖と爆笑の100分間!
エドガー・ライトが監督を務めた2004年のイギリス映画です。名作『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead)をパロディした、ホラー・コメディの斬新な設定が、笑いの波状攻撃をお見舞いします。
サウスパーク / 無修正映画版
「18禁」の子どもアニメ!
なんと、この可愛げなアニメは18禁。日本では2000年に東京プレミアとして発表され、全編ディズニー風のミュージカルで構成されています。アメリカの田舎町「サウスパーク」で、子供たちの逆襲が始まります。
乱暴と待機
暗闇に潜む「お兄ちゃん」の復讐劇。
ここで、2010年の日本映画をノミネート。浅野忠信の脇を山田孝之や美波、小池栄子といった実力派が固めた本作は、キテレツな男と異常に彼を慕う妹、そしてその周辺の住人の人間関係を、不気味に描いています。