人を信用できなくなったとき…また人を信じられるようになるにはどうすればいいの?
周りの人を信用できない、自分はひとりで生きていくしかない。そんな気持ちになったとき、どうすればまた人を信用することができるのでしょうか。
今回は、人間不信を治すおすすめの考え方を、fumumu取材班が聞いてきました。
①別のコミュニティを見つける
「学生時代にいじめにあって、同年代の子がみんな敵に見えた時期があったんです。同い年の子が笑っていると、知らない子でも自分のことを笑われている気がしました。
そんなときに、趣味で繋がった人たちとオフ会をする機会があって。すごく怖かったんですけど、やっぱり誰かと話したい気持ちもあって参加したんです。そしたら本当に楽しくて。
年代がバラバラの人たちが集まって、価値観もそれぞれ違うんですよ。でも、それがおもしろかったんです。同年代の子もそのオフ会にいたけど、普通に話せたんですよ。
学校って、とても小さな世界でしかないんだなと思うことができて、少し気が楽になりました。人を信じられなくなっても、また別の人を信じることはできると思います」(10代・女性)
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②人を決めつけることをやめる
「『男はこうだから』とか、大きすぎる枠で人を決めつけないことが大切だと思います。元カレに浮気されて捨てられたときは、私も『男なんて浮気するもの。最低なやつしかいない』と思い込んでしまったんです。
でも、男って一括りにするのはおかしいじゃないですか。冷静に考えれば、人それぞれ性格は違うし。浮気する人もいれば、しない人もいるんですよね。
誰かを信じられなくなっても、その人以外のみんなが同じことをするわけじゃないから。相手を決めつけないで、ひとりの人間として見ることを忘れたくないなと思います」(20代・女性)
③自分のエゴになっていないか考える
「人間不信の人って、相手に期待しすぎていることが多い気がします。『信じていたのに裏切られた』とか。でも、裏切られたってどこからなんですかね?
浮気されたとか、嘘をつかれたとか、助けてくれなかったとか、色々あるんだろうけど…。でも、自分を助ける義理は相手にはないじゃないですか。
みんなそれぞれ自分のことで手一杯なときがあって、余力があるときに手助けできるんだと思うんです。自分が望む通りに相手が動いてくれなかったからって、相手を信用しなくなるのは、ちょっと他人に期待しすぎだと思います。
自分も他人のためには生きられないんだから、他人に依存しないように、支え合って過ごしていく必要があるんじゃないかなぁ」(20代・男性)
人を信じられない=悪いことではないですが、それで自分が苦しむならどうにか改善したいですよね。
「人」と大きな分け方ではなく、信じられない「特定の人」がいたと割り切るほうが、楽になるかもしれません。
(文/fumumu編集部・くまのなな)