「打たれ弱い」と言われたことはないですか? 打たれ弱いとはどういう意味なのでしょう。また、打たれ弱さを克服し、改善するにはどうしたらいいのでしょうか。心理カウンセラーの高見綾さんに詳しく教えてもらいました。
職場などで「打たれ弱いね」と言われてしまったことはありませんか? そもそも打たれ弱いとはどういうことをいうのでしょうか。
打たれ弱いとされる人の特徴にはどんなことがあるのでしょう。自分にも当てはまるところがないかチェックしてみてください。
また、打たれ弱さを直す、改善方法についても紹介します。
打たれ弱い人とは
「打たれ弱い」とは、そもそもどういうことをいうのでしょうか。
まずは打たれ弱いことの意味と、打たれ弱い人の特徴を解説します。
打たれ弱いとはどういう意味?
打たれ弱いとは、失敗するとすぐに落ち込んでしまったり、叱られたり注意されたりしたことで、深く傷ついてしまうようなことを意味します。
打たれ弱いと仕事に行くことがつらくなることも多いです。精神的に弱く、ちょっとしたことでも、すぐにめげてしまう様子を指します。
診断してみよう! 打たれ弱い人の特徴
打たれ弱い人の特徴には次のようなものがあります。自分に当てはまるものがあるかどうかチェックしてみましょう。
(1)発想がネガティブ
物事を悪く捉える癖があり、基本的に心配性です。今何も起きていなくても、これから悪いことが起こるかもしれないと不安に思いやすいです。
(2)傷つきやすい
感受性が強く、繊細です。細やかな神経をしているため、ちょっとしたことにも敏感で、傷つきやすいです。
(3)プライドが高い
プライドが高く、失敗を恐れます。注意されたり叱られたりすると、自分を否定されたと受け取って傷ついてしまいます。
(4)あきらめやすい
打たれ弱い人は、うまくいかないことがあると、「自分にはできない」「向いていない」と思いやすく、その段階でやる気をなくし試行錯誤することをあきらめてしまうことが多いです。
(5)人を批判しがち
「弱い犬ほどよく吠える」ともいうように、打たれ弱い人は気が弱い自分を隠すために、他人を攻撃することで自分を守ろうとすることがあります。
打たれ弱い心理と原因
上記特徴のある打たれ弱い人。続いては、打たれ弱い心理とその原因に迫ってみたいと思います。