(1)完璧主義
理想を高く持っているものの、実際は理想通りにはいかず、現実を目の当たりにしてギャップに苦しむことが多いです。うまくいかないことで自信を失い打たれ弱くなります。
(2)自分に対する期待が高い
「私ならこれくらいはできるはず」という思い込みがあるため、うまくいかなかったときのダメージが大きくなります。
(3)失敗が怖い
失敗して傷つきたくないと思っています。失敗をした自分をひどく責めてしまう癖があるため、間違っていることを指摘されるとショックを受けてしまいます。
(4)自己肯定感が低い
自己肯定感が低いために、叱られたり注意されたりすると、自分のした行動ではなく、人格や存在価値が傷つけられたと解釈してしまう傾向があります。
(5)物事を深刻に捉えがち
「人間だから失敗のひとつやふたつはあるものだ」というように軽く捉えることができません。視野が狭くなっており、何事も深刻に捉えがちです。
打たれ弱い若者が多い理由
「今どきの若者は打たれ弱い」などと言われることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。考えてみました。
打たれ弱いのかどうかは個人によって違うものですが、実際のところ、仕事において世代間ギャップを感じている人は少なくないようです。
ゆとり世代と呼ばれる若い世代は、休みをしっかり取り残業をなるべくしないなど、ワークライフバランスを重視する傾向があります。一方で上の世代は、がむしゃらに仕事に時間を費やしてきた人が多いために、そうした若い世代の姿勢が物足りなく感じることがあるようです。
「指示されたことしかやらない」「仕事に対する姿勢が消極的」「冷めている」「気に入らないことがあるとすぐ会社を辞める」という印象を持っている人もいるでしょう。
とはいえ、上の世代と若い世代では、社会背景が異なるために、そのような態度が一概に「打たれ弱くなった」と断言できないと思われます。
バブルの時代は終身雇用で給料も右肩上がりでした。ところが、今の若い世代は生まれたときから不況が続いており、そういった保証はありません。将来は不透明で、会社に勤めていてもいつリストラされるかわからない時代です。
社会に夢や希望が持てなくなっている世代だともいえるので、自分を犠牲にしてまで仕事にエネルギーを費やすことに意味を見い出せなくなってきているのではないでしょうか。
また、SNSの爆発的な普及によって、多様な価値観が認められるようになり、様々な選択肢があることを若い世代は知っています。
働き方も多岐に渡るようになりました。ひとつの会社に固執するよりも、もっと自分に合う会社や働き方があるのではないかと考えても不思議ではありません。
そういった事情から、世代間ギャップが生じ、そこで生まれたひずみが「若い人は打たれ弱い」という年配者から若者への批判を生んでいるのではないでしょうか。
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打たれ弱い性格を直したい! 克服・改善方法とは
若者世代を十把一絡げに「打たれ弱い」とうのは暴論だということがおわかりいただけたかと思います。
とはいえ、自分の打たれ弱さを直したい、克服したいと思っている人はいるはず。
では、どのようにこの性格を克服、改善したらいいのでしょうか。