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寒い季節こそ「腸活」!内臓をとにかく温めるだけ「肩こり・腰痛・生理痛」を解消

ライフスタイル

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「冷えは万病のもと」と言いますが、決して大げさな表現ではないようです。内臓の温度が1℃下がれば免疫力は激減、代謝が15%下がり、さらに血液もドロドロに……そうなると、病気のリスクが高まるだけでなく、疲れやすく、やせにくい体になってしまいます。

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ここでは、理学博士、柔道整復師、鍼灸師、全国冷え症研究所所長。「冷え症」治療の第一人者として注目されている山口勝利さん著書『死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい』(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集して、ご紹介します。

内臓を温めて「便秘」を解消、腸内環境をよくしてさらに病気を遠ざける

「ヒハツ」と「ほかほかストレッチ」は最高の「腸活」

「腸をきれいにするために乳酸菌を摂りましょう」
「腸がよくなるとあらゆる不調が改善されます」

など、腸内環境を整えると健康になるということが、さまざまなメディアでいわれており、腸内環境を整える「腸活」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

どうして腸内環境を整えると体にいいのかというと、それは、私たちの体を守る免疫システムの主役である免疫細胞の約6〜8割が、腸にあるからです。
この免疫システムは「腸管免疫」と呼ばれ、腸内環境が悪くなると、たちまち病気にかかりやすい体になってしまうのです。

腸内環境を整えるには、善玉菌という腸内環境をきれいにする菌を増やし、逆に腸内環境を悪くする悪玉菌を減らすことが必要です。
内臓温度を上げるために「ヒハツ(ロングペッパー)」や「ほかほかストレッチ」をすることで、悪玉菌の活動を抑え、善玉菌が元気にはたらけるようにコンディションを整えることができます。

なぜなら、内臓温度が上がると腸を取り巻く毛細血管の血流がよくなって、腸が活発に動けるようになり、便秘が解消するからです。
便がたまると、便の成分が腐敗して悪玉菌が増えてしまいます。
腸内環境を整えるには、便秘を解消することが大切です。

便秘の原因の1つは、ぜん動運動といわれる便を排出するための大腸の動きが鈍くなることです。
内臓が温まり、血流がよくなると、ぜん動運動が活発になります。

また、ぜん動運動が鈍くなる理由には、腸内環境や血流が悪いだけでなく、動きを支える筋肉の衰えもあります。
これは、加齢も原因ですが、使っていないのが最大の原因。

どんなに健康的な人でも、骨折してベッドの上から動けなくなると、あっという間に便が詰まってしまいます。

お腹のインナーマッスルを刺激する「ほかほかストレッチ」なら、硬くなっていた筋肉がほぐれて、腸が元気に動くようになります。

「ヒハツ」と、「ほかほかストレッチ」。
この2つの内臓温め方法を実践して、腸内環境を整えましょう。
腸内環境が整うと、女性ホルモンと連動した幸せホルモン「セロトニン」が分泌されやすくなり美肌効果などうれしい効果もありますよ!
ぜひ、試してみてください。

腰痛、ひざ痛、頭痛、生理痛、肩こりなど、体のあらゆる痛みが緩和する

痛みがひどくなったら自律神経が乱れている可能性が……

内臓が冷えているサインはいくつもありますが、痛みが今までよりひどく感じられるときも、内臓温度低下のサイン。
痛みが強くなったのは自律神経の乱れによるものとも考えられ、同時に内臓が冷えている可能性があります。

自律神経と痛み、関係がなさそうですが、「痛み」の刺激を脳へ伝えるのは自律神経と運動神経です。自律神経の交感神経が刺激に反応することで痛みを起こす物質が発生し、はじめて私たちは「痛み」を感じることになります。

つまり、自律神経が乱れて交感神経優位の状態が続くと、脳に痛みのシグナルが過剰に届けられる可能性があるということです。
自律神経が乱れると内臓が冷えるといいましたが、逆に内臓が冷えると自律神経が乱れるのです。

内臓温度が低下すると、内臓の動きが鈍くなったり、血流が悪くなったり、体のあちらこちらで、不具合が発生します。
その不具合をどうにかしようと、いつも以上に一生けん命にはたらくことによって自律神経が乱れてしまうのです。

自律神経とは、生命を維持するためにはたらいてくれている神経です。
心臓を動かしたり、食べ物を消化したり、呼吸したり、血圧を調節したり……。内臓を守るために体温を調節するのもそうです。

自律神経が乱れる原因はたとえば、極端な冷暖房。最近は特に、オフィスや交通機関の冷房が効きすぎていることがよくあります。
外では汗をダラダラ流していたのに、室内に入ると長袖着用。こうした外気温の急激な変化が続くと、体温調節システムをコントロールしている自律神経が混乱して「暑い」「寒い」がよくわからなくなります。

そうなると体温調節システムが誤作動を起こし、冷えた内臓はそのまま。内臓は低温状態が続いてしまうのです。
そして、自律神経は乱れていって……。

腰痛やひざ痛、肩こりなどの痛みがいつもよりひどく感じたら、すぐに内臓温度の低下を疑うこと。
ヒハツ(ロングペッパー)を食べて内臓が温かくなると、自律神経が整いその痛みがやわらぎますし、血流がよくなることで、それらの症状自体が改善するはずです。
ただ、いくら内臓を温める方法を試したとしても、自律神経が乱れやすい生活をしていては意味がありません。

なかなか難しいかもしれませんが、外との温度差を少なくする、ストレスを発散し、ためこまないようにする、よく眠るなど生活習慣を少し見直してみてください。

死ぬまで元気でいたければとにかく内臓を温めなさい [ 山口勝利 ]
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