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「緊張しやすい」性格の克服法

緊張しやすい性格は、長所よりも短所が目立ってしまうもの。緊張しやすい性格を克服するにはどうすればいいのでしょうか?心理カウンセラーの小日向るり子さんに聞いてみました。

人前で発表するときや初対面の人と話すときに、いつも緊張してしまい本来のパフォーマンスが発揮できないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

今回は緊張しやすい性格を紐解き、さらに克服するためのヒントまでをお伝えしていきたいと思います。

緊張しやすい人としにくい人の思考のちがい

緊張しやすい人というのはどのような思考をしているのでしょうか? 緊張しにくい人とのちがいと照らし合わせてお伝えします。

(1)他人の目に対する感度

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たとえば、ひとりで鼻歌を歌っているときに緊張している人はいないですよね。人が緊張するのはまわりに人がいるからです。

したがって、良くも悪くも人の目を気にしないタイプの人は緊張しにくく、他人の目を気にする人ほど緊張しやすいといえるでしょう。

(2)自意識の高さ

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(1)にあげたのは「他人の目に対する自分の感度」ですが、これは「自分自身に対する自分の感度」のこと。つまり、自分は他人からどう映っているかを自分自身がどの程度意識するか、ということです。自意識が高ければ高い人ほど緊張しやすいといえます。

(3)真面目度

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真面目な性格の人は何事にも真摯に向き合うため、これは長所といえますが、その思いが強すぎると「失敗してはいけない」という思いが強迫観念になり、その結果緊張が高まりやすくなってしまいます。

(4)楽観主義・悲観主義

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物事を楽観的に考えるか悲観的に考えるかのちがいは緊張度と強く結びつきます。

悲観主義の人は未来のことについてうまくいかなかったときを想定しがちです。それが「失敗に備えて準備をする」という行動まで結びつけばいいのですが、考えて立ち止まってしまうと緊張感情が増すだけになってしまいます。

(5)経験値

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緊張すると心拍数が上がることもあります。毎日このような心拍数が続いていたらどうでしょう。身体がもちませんよね。

そのための防御作用が「慣れ」です。これは人間の防御作用ですので、誰でも経験値を積めば緊張感は薄れてきます。

今すぐ解決できる! 緊張をほぐす方法

では、まず今起こっている緊張を取り除くには、どうすればいいのでしょうか? 緊張をほぐす方法を3つ紹介します。

(1)胸のあたりを一定のリズムでたたく

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「ドキドキしてきた!」と感じたら、左右どちらでもかまわないので鎖骨の下あたりの胸元に指先をあて、一定のリズムでトントンとたたいてみましょう。

人間の身体は2つのリズムが共存できないため、そのときは安定したリズムに引っ張られるという法則があります。軽くたたいているうちに落ち着いてきますよ。

(2)身体の緊張をほぐす

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深呼吸する、首や腕を大きく回す、その場で軽く何回か飛ぶなど、自分がやりやすい方法で身体の緊張をほぐしましょう。

これは身体の緊張を解くだけでなく、うまくいった行動をルーティンとしておくことによって心理的なお守り効果にもなります。

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