手みやげにも最適な、気品と格調あふれるホテルの名品グルメ。ここではホテルのペストリーブティックで購入できる名品の数々をフードスタイリスト・肱岡香子さんと、編集、ライター・大澤千穂さんが選んでくれました。
グランド ハイアット 東京『タルト アソート』
¥1,200。3つの異なる味を楽しめる、欲張りな手みやげ。
チーズタルト、オレンジとピスタチオのタルト、カラメリゼしたくるみのタルトの3種をアソート。「洗練されたホテルのイメージにふさわしいエッジの利いたおいしさなのに、手頃な価格で気兼ねなく贈れるところが重宝しています。賞味期限が1週間と長めなので、事前に購入しておけるところもポイントです。シックなパッケージはいかにも六本木にあるホテルといった格調で、手みやげにうってつけの雰囲気」(肱岡さん)。世界の製菓大会にて優勝・受賞歴のあるパティシエを多数輩出してきたペストリーチームが手掛けるスイーツやパンが人気のブティック。アクセスしやすい立地と営業時間の長さは、急場の手みやげの強い味方。フィオレンティーナ ペストリーブティック 東京都港区六本木6‐10‐3‐1F TEL:03・4333・8713 9:00~22:00 無休 www.tokyo.grand.hyatt.co.jp
パレスホテル東京『パン ド ミ プルミエ』
1斤¥1,000。ホテルメイドのプレミアムな味わいが光る食パン。
北海道の希少な春まき小麦「はるきらり」を100%使用したプレミアム食パン。低温熟成にこだわり、北海道産生クリームを発酵させたクレームドゥーブルや国産のシナの蜂蜜、淡路島産の藻塩などを使用し、ていねいに焼き上げた。「ホテルのベーカリーが贅を尽くした角食は、なんとも今っぽさを感じます。きちんとラッピングされているところに風格があって、まさしく手みやげにふさわしい一品。この食パンがあるだけで朝食のひとときが優雅になるので、金曜日にお会いする方に『明日の朝、ゆっくり召し上がってください』と添えてお渡しすることが多いです」(大澤さん)。ほどよい弾力と軽やかさがあり、シンプルながら奥深いおいしさが光る。ペストリーショップ「スイーツ&デリ」 東京都千代田区丸の内1‐1‐1‐B1 TEL:03・3211・5315 10:00~20:00 無休 www.palacehoteltokyo.com
THE GATE HOTEL 東京 by HULIC『THE GATE Curry』
1箱210g¥800(税込み)。誰もが笑顔になること間違いなし。牛肉たっぷりの贅沢カレー。
館内のレストランで人気のメニュー「“GATE HOTEL”カレー」の味わいを再現したレトルトカレー。「甘いものが苦手な方はいても、カレーが苦手な方はなかなかいないので、まさに外さない手みやげ。ほどよくスパイシーで肉の塊がゴロゴロと入っているので食べ応えがあり、男性に贈っても喜ばれます。シンプルなパッケージも味へのこだわりを表現しているようで素敵です」(大澤さん)。玉ねぎをはじめとする野菜をじっくり炒め、スパイスとりんごとともに長時間煮込んで溶かしているため、小麦粉不使用なのに自然なとろみと甘さを実現。まろやかで奥深い味わいは、後を引くおいしさ。店頭には出ていないので、ホテルのフロントに伝えて購入を。THE GATE HOTEL 雷門のフロントでも販売している。東京都千代田区有楽町2‐2‐3 TEL:03・6263・8233(代) 無休 www.gate-hotel.jp/tokyo/
ホテルグランドパレス『オレンジケーキ角型』
¥1,800。古きよきおいしさを現代に伝える、やさしい味わいが印象的。
開業時からのレシピと味わいを守る、ホテル定番のベイクドケーキ。バターを贅沢に使ってしっとり仕上げた生地のおいしさに、オレンジピールの芳醇な風味が広がる。「ホテルのお菓子という格式はありながらも、緊張しないパッケージとやさしいおいしさがお気に入りです。ずっしりとした重さがあるので、手渡ししたときに感動していただけます。子どもがいる友達から年配の親戚、老舗好きな食通の方まで、幅広い世代やジャンルの方に喜んでもらえる手みやげです」(肱岡さん)。カット済みの個包装タイプ8枚入り¥2,000のほか、ドーナツ型¥1,500など用途や量に合わせて選べ、賞味期限が長めなのもうれしい。ホームページのほか、電話でも取り寄せ可。ケーキ&ベーカリージュリー 東京都千代田区飯田橋1‐1‐1‐1F TEL:03・3264・1111(代) 10:00~20:00 無休 www.grandpalace.co.jp
肱岡香子さん フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビなど、食卓まわりのスタイリングで活躍。甘いもの好きで、著書『東京てみやげ美人』(講談社)も。
大澤千穂さん 編集、ライター。本誌をはじめ、幅広い媒体で活躍。仕事を通じて知ったおいしいものを手みやげとして友人や知人に配るのも楽しみだとか。
※『anan』2019年12月4日号より。写真・田村昌裕(FREAKS) スタイリスト・池田沙織 構成、文・宮尾仁美
(by anan編集部)