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「上品な人」が守っている7つのルール

(3)部屋が片づいている

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淑女は身だしなみにも気を遣います。

身だしなみはファッションという意味だけでありません。まさに「身のまわり」という意味でもあります。身のまわりの延長線上にあるものは部屋です。

部屋を片づけましょう。

部屋を汚すのは簡単です。放っておけばそうなります。しかし部屋を片づけるのは精神を鍛えなくてはできません。 とにかく片づけるのです。片づけよ。

それは人生を整理整頓することにもつながります。

大げさにいえば、高い精神性が必要なのです。さらに大げさにいえば、整頓された部屋を保つことは、人格の訓練になるのです。レディたる由縁です。

片づいた部屋にこそ、淑女はふさわしい。

その目の前の領収書や、謎のプラスチック容器や、誰からもらったかもわからない賞味期限の切れたお菓子を捨てましょう。

(4)悪口を言わない

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淑女は会話にも気を配ります。

古来より、しとやかな紳士淑女のたしなみはクリケットや、アフタヌーンティーや、詩の朗読などの前に「会話」なのです。会話も芸術の一形態なのですね。

そこでは誰かを傷つける発言は御法度です。愛情を持って、そのテーブルの全員を包み込めるかというアートなのですから。参加者にはリスペクトを持たなくてはいけません。

具体的には「悪口・ネガティブな発言」をしないこと。

社交に、他人や場を貶(おとし)める発言はふさわしくありません。誰も幸せになりません。

会話はなんでもかんでも感情を吐き出すためのものではなく、愛を持って、まわりとの理解と友好を深めるためのものだというわけです。

(5)自慢話をしない

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会話の第二のルールがこれです。

とにかく「自慢話をしない」こと。

イギリスの男の子(紳士)は、子どものころから「自慢話をする男は三流だ」と育てられるそうです。玄関で靴をそろえるマナーみたいなものです。

人間、誰しも承認欲求はあります。すごいと言われたいのです。すごいと思ってほしいのです。まわりの賞賛が気持ちいいのですね。

しかし、自慢話だけはいけません。

それは「自分のエゴを他人に押しつける」ことになるからです。いわば本能(欲求)を抑え切れていない理性の弱い人間だと言っているようなものなのです。

ゆえに私たちは他人のエゴを嫌います。その動物的な雰囲気を察して。本能的に逃げたくなるのです──そんなのは淑女じゃありません。

自分の口から出る言葉に敏感になりましょう。

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