淑女のたしなみとは? 上品な女性になるための7つのルールをマジシャン&催眠心理療法士の浅田悠介さんが紹介します。
淑女──上品な人。
言葉にするだけでも美しい感じがしませんか?
小説のなかの登場人物みたいで憧れますよね。
今回のテーマは、淑女といわれるような「上品な人」になるコツです。
ちょっと恥ずかしい気がするのはわかります。でも、そろそろ学ばないと間に合わないと思うんです。淑女になるには。
というわけで、ここらで本気出していきましょうか。
もちろん、生まれや資産は関係ありません。品というのは精神の在り方ですから。今日からでも気をつけられるポイントに絞って解説いたします。
私(わたくしめ)も、貴女を淑女たらしめるために、がんばって執筆しますので、どうか紅茶にスコーンでもつまみながら読んでくださいませ。
そもそも淑女とは?
そもそもの語原は中国にあるそうです。
よく「紳士淑女」と表されるように「紳士」の対になる言葉です。
おしとやかで品位のある女性、といった意味。もう少し噛み砕くと「礼儀正しくて落ち着いた女性」というニュアンスでしょうか。
英語に訳すとなるとレディ(Lady)になりますね。
淑女になるための7つのルール
では、淑女を目指すためにどんなことを意識すればいいのか。7つのルールを解説していきます。
(1)美しい字
淑女は字が美しい。
現代は、いうまでもなくスマホやキーボードの時代です。このコラムだって、結局、デジタル文字ですよね。
とはいえ、教養があらわれるのは手書き文字だったりするのです。
もちろん「字なんて読めればなんでもいい」という意見もあるでしょう。
しかし、それはナンセンスなのです、お嬢さん。そもそも品位や礼節というものが「なくても困らない、けれど、あったほうがいいもの」だからです。
日々の生活だけを考えるのであれば、ファッションも、高級ディナーも、読書も必要なくなってしまいます。だからこそ「なくても困らない、けれど、あった方がいいもの」にどれだけ集中できるか。そこに心の豊かさが宿るわけです。
日常でも「ああ、字が綺麗だったらいいのに……」と思うときってありますよね。
そろそろ練習のしどきかもしれませんよ。
(2)ゆっくりと動く
淑女はせかせか動きません。
落ち着いた振る舞いで価値の高さをアピールするのです。
逆にいえば、せわしなく動くのは「日常に追われている」「スケジュールのコントロールができていない」という意味にも捉えられかねません。
もちろん本当に急がなくてはないけないときもあるでしょう。
しかし、人と会話するときや、買い物のとき、珈琲を淹れるときなど──まったく急がなくていい場面もあるはずです。
呼吸をゆっくり。肩の力を抜いて。表情もゆるめましょう。歩くスピードも。
生活がゆったりするのを感じるはずです。まず普段の1.2倍くらい時間をかけて動くようにしましょう。まわりも丁重に扱ってくれるようになるでしょう。
50年前の全国交通安全運動の標語にもあったように「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く」というわけです。