寒くて暗い冬でも、工夫次第で深い眠りやスッキリした目覚めは可能。「MAQUIA」3月号では、そんなテクニックを、眠りとお風呂の専門家、小林麻利子さんが解説!
寒くて暗い冬でも、工夫次第で深い眠りやスッキリした目覚めは可能。「MAQUIA」3月号では、そんなテクニックを、眠りとお風呂の専門家、小林麻利子さんが解説!
1~2月が不眠のピークって、ホント? 冬の正しい眠り方、教えます
お話を伺ったのは
眠りとお風呂の専門家
小林麻利子さん
生活習慣改善サロンFlura主宰。2000名以上の睡眠や自律神経の乱れ、美の悩みを指導。著書に『美人をつくる熟睡スイッチ』など。
冬の睡眠、質上げTIPS
1 冬のパジャマは もこもこよりもガーゼ素材を
寒い時期にはもこもこのパジャマで温まりたくなるけれど、「汗を吸収しないうえ重たいのでおすすめしません。特にフード付きのものは、フードが後頭部にくることで寝返りが妨げられ、快眠の邪魔になります」。軽くて柔らかく、汗も吸ってくれるガーゼorシルクがおすすめ。
「特殊な三重構造で空気の層をつくるから軽くて暖か」。マシュマロガーゼレディスパジャマ オレンジ ¥15000/内野
2 寝るときに 温めるのは足首と耳
足が冷えて眠れないからと靴下を履きがちだけれど「体温を足先から放熱することで睡眠の質がよくなるので、寝るときはレッグウォーマーか、つま先のあいた靴下を。また、耳の血流がよくなると副交感神経優位になりリラックスできるので、揉みほぐしたりタオルや“耳用布団”で温めましょう」。
圧迫感のない段階着圧設計。入浴後に履けば、足元のぽかぽかを寝るまでキープ。eume めぐりソックス ¥3980/エベリスト
耳にひっかけて温める、耳のお布団。高ぶっている気持ちがすっと落ち着き、リラックス度満点。ミミオン ¥1980/アメイズプラス
3 お風呂は40℃にして 炭酸入浴剤を
お風呂でいったん深部体温を上げ、その後ぐーっと下げる、という“体温のメリハリ”は良質な睡眠の鍵。「深部体温を高くするために、冬なら40℃で15分間の入浴がベスト。炭酸ガス系の入浴剤を入れれば5分短縮しても。冬は湯温が下がりやすいので浮くタイプの水温計を入れて確認し、入浴中の冷えを防いで」
シリーズ最高峰の高濃度で冷えや疲れ、コリをケア。バブ メディキュア 温もりナイト(医薬部外品) 70g×6 オープン価格/花王
ポカポカレベルが段違いで美容賢者にも人気。薬用ホットタブ重炭酸湯 Classic[医薬部外品] 90錠 ¥6600/ホットタブ重炭酸湯
4 暖房は19℃にして サーキュレーターで循環
「冬だからと寝具を分厚いものにする必要はありません。逆に重さで眠りづらくなったり、体温調整しづらくなることも」と小林さん。それよりも室温を19℃前後に保ち、加湿器も入れつつ快適な温度と湿度を保つほうがはるかに良睡眠につながるそう。「温かい空気は上にのぼるので、サーキュレーターを上向きに置いて空気を循環させれば、心地よく眠れます」
5 寝る前に飲むなら ホットミルクよりハーブティー
「ホットミルクで寝つきがよくなる」というのは、実は勘違い。「寝る前の水分が眠りの質を高める研究データはあり。ホットミルクが眠りの質を高めるという確かなエビデンスはありません。お湯やハーブティー、中でも眠りを誘うバレリアン入りのハーブティーはおすすめ」
フランス調剤薬局で不眠に処方されるバレリアンや、芳しいカモミール配合。ぐっすり眠りたい時に 10包 ¥1400/エンハーブ