ツラい腰痛の元凶は、実は腰ではなく「お尻」にあるケースも。とくにデスクワークの人には、その可能性が大! お尻のコリをほぐして腰痛を改善するストレッチを、ヨガインストラクターの西畑亜美先生に教えていただきました。
座っているとき、上半身を支える「お尻」のコリが腰痛の引き金
デスクワークの人の大きな悩みのひとつが「腰痛」。腰痛ならば腰に問題があると思いきや、実はその元凶が「お尻」にあることは少なくありません。
座っているとき、上半身の重みを支えているのは「お尻」。長時間座り続ければ、お尻の中央から太腿の上部をつなぐ大臀筋、上部外側にある中臀筋、深部にある梨状筋を中心に、お尻の筋肉がコリ固まっていきます。お尻と腰の筋肉はともに骨盤まわりを支えているため、お尻がコリ固まることで腰への負担が強くなり、腰痛が発生しやすくなるのです。
この尻コリ解消に効果的なのが、動画で紹介するヒップ・ストレッチです。1日1回寝る前の習慣にして、カチカチのお尻を柔軟な状態にリセット。腰痛を予防・改善しましょう!
やり方
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西畑 亜美(@amii0106)がシェアした投稿- 2020年 1月月22日午後7時54分PST
1:四つん這いから右脚を内側に曲げ、左脚は左尻の真後ろに伸ばす。右膝は、右体側より外側にセットして。
2:息を吸って背骨を伸ばし、吐きながら前腕を床につける。心地よければ両手を重ねておでこを載せても、前腕をさらに前方へ遠ざけてもOK。そのまま深い呼吸で5呼吸キープ。右尻が浮かないよう注意し、浮いてしまう場合はお尻の下にブランケットやブロックを置いて。
3:上体を起こして両肘を右側へ歩かせる。右腕は前腕を床につける。左腕は左体側の延長線上に伸ばし、左手の小指を床につける。左手と左足先で引っ張り合いながら、深い呼吸で5呼吸キープ。1~3を反対側も同様に行う。
教えてくれたのは…西畑亜美さん
ヨガインストラクター。多忙による不調をきっかけにヨガに出会う。自身がヨガを通じて心身ともに変容していった経験を伝えていきたいと、インストラクターの道へ。ヨガスタジオでのクラスから企業ヨガ、大型イベント、雑誌、動画メディアでの指導など、活躍の幅を広げている。インスタ:@ami0106