ほっこりするけど、地味に痛いよ
『DVDをレンタルして観たのに、次の週くらいにテレビで同じものが放送されたとき』
『食券を買って、おつりボタンを押し忘れて550円無駄にした』
『もう持っている巻数の漫画を買った。ビニールで包まれているし、表紙だけではわからなくてすでに持っている漫画と同じものを買ったときのショックといったら……』
『奮発して買った苺が甘くなかった』
『だいたい100均に行くと無駄な物を買っている』
「そういうこと、あるある!」と思わず笑ってしまう、ほっこりするような無駄遣いもありました。額は大きくなくても、意外とひきずってしまうんですよね。
美容系アイテムやエステは女性の無駄遣いの定番!?
『VラインとIラインの脱毛。もう15年以上前にしたんだけど、今は生えている』
『ダイエットサプリやダイエット器具、痩身マシンなどのダイエット系アイテムには数十万の投資をして、すべて無駄になっている』
『独身の頃、顔のエステに行っていた。基礎化粧品からメイク道具まで専用のアイテムを買わされた。トータル30万円。何も効果が感じられず、もったいなかったなと思う』
『20代の頃のエステ50万円。あのときの自分を正座させて、説教したい』
『80万円くらいの美顔器。まともに使ったのは2回くらい』
『15万円の美顔器と30万円の補正下着。まったく意味がなかった。生活習慣を整えて痩せた今の方が、あの頃の肌や体型よりずっといい状態。結局自分のやる気次第だったわ』
『ニキビに悩んで何年も注ぎ込んだエステ。1回の契約が50万円単位だから、1000万円を超えている』
『片方の太ももが60万円、両方で120万の脂肪吸引。1回にそんなに大量に取れないし、少し変化があっても体型維持ができていないと意味がない。やったときより今の方がもっと太いし、お肉がたれている』
『胸が大きくなるっていうサプリ。マッサージジェルとか、胸に貼って電気を流して胸を大きくするみたいなやつも買った。軽く20万円は使ったけど、貧乳のまま』
美容系の無駄遣いのコメントを見ると、ママたちの経験豊富さに思わず唸ってしまいます。「きれいになりたい」という女性の本能的な欲には敵わないのかもしれません。悩みやコンプレックスが「お金で解決できるなら!」という気持ちもありそうです。
という筆者も、若かりし頃にエステで無駄遣いを経験したことがあります。今思えばあの頃は、はつらつとした「若さ」だけで十分だったのに、と思わざるをえません。若いときに美に投資したお金が、今こそ切実に必要です(笑)!
無駄遣いの経験を無駄にしない!
無駄遣いした過去を悔やんでもお金は戻ってきませんが、経験に勝る学びはないともいいます。あるママからは
『総額にしたら億いくかもな。考えだすとキリがないし、いちいち思い出していたらハゲそう。出ていくってことは、次にそれ以上入ってくるってことだと思ってがんばっているよ』
というポジティブな意見もありました。「あのときの私には必要だったんだ」と思えると、過去の自分を責めることなく納得できるかもしれません。自分と他人の無駄遣い、いずれもその経験を無駄にせず、自分の思考や消費パターンなどの学びがあるといいですね。みなさんも考え方や捉え方を変えてみると、本当の意味での無駄遣いは意外と少ないのかもしれません。
文・rollingdell 編集・藤まゆ花