【その5】汚れたときにすぐ洗えて便利な「水タンク」
蛇腹式の水タンク(ジャグ)なら、コンパクトに畳めて便利。
キャンプ場を元気に遊びまわる子どもは、土を触ったり転んだりで泥だらけ。その汚れた手で平気でお菓子を食べようとしたりするので、「ちょっと待って!」ということがありますよね。しかしキャンプ場では大人もやることが多く忙しいので、毎回子どもの手洗いに付き添うのは大変。さらに今は、除菌ウェットティッシュが手に入りにくいという状況です。
そこでおすすめしたいのが「水タンク」。蛇口つきのタイプなら、子どもも一人で手が洗えて便利! 炊事場やトイレから遠いエリアのサイトになってしまうこともよくあるので、ちょっと手が汚れてしまったときにすぐそばに水の蛇口があると、大人も「あってよかった!」と思う場面が多いです。
水タンクを設置する場所は、使った水が流れて不便がでないところを選んでくださいね。適切な場所がない場合もあるので、排水を受け止める用の折り畳み式バケツをセットで持参するとより安心ですよ。
さらに「これもあったら便利!」なもの
夏キャンプの大敵は“暑さ”。低地の日当たりのよいキャンプ場では特に、熱中症対策は欠かせません。
冷感生地を首に巻くタイプの「ネッククーラー」や、人気の「ハンディー扇風機」なども活用して、定期的な涼みタイムを設けるよう心掛けることが大切です。AC電源付きサイトの場合には、「サーキュレーター」や「小型の扇風機」を持参するのもおすすめ。
逆に、高所のキャンプ場の場合は、日が暮れると夏でも急激に冷え込むことがあります。夏だからといって油断せず、必ず家族分の「トレーナーや羽織りもの」を持参してくださいね。
「バスタオル」は拭いたり、羽織ったり、タオルケット代わりにしたりと、小さな子ども連れの場合はいろいろな用途に使えるので、何枚か持っていくと便利です。山の天気は変わりやすく、夏キャンプでは夕立があることも。どんなに天気がよくても、「傘」も一本は用意しておくと安心ですよ。
ここでご紹介したものは、なくてもほかのもので代用が可能ですが、子どもたちと安全に楽しくキャンプをするために「あったら便利」なグッズをピックアップしました。
キャンプは荷物が多いので準備から大変ですが、自然の中でのびのび遊ぶ子どもの姿を見たらきっと、来てよかった!と思うはず。
共用スペースでは気を抜かず、「新しい生活様式」に基づいた新型コロナ感染予防対策もお忘れなく。この夏はソーシャルディスタンスが可能なキャンプで、“休日の外時間”も家族で安全に楽しんでくださいね。
文/鈴木杏