現在ベルリン在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのスナップレポートです。今回は、ヨーロッパでも大人気の観葉植物を紹介します。
日本でも新型コロナウイルスの状況が安定しないように、世界中がまだ揺れ動いています。テレワークをしたり、できるだけ外出を控えるようにしている方が増えているなか、お部屋の模様替えやイメージチェンジをしたい方も多いようです。
そこで本日は、ヨーロッパのようにグリーンを上手に使ったお部屋にするための、おすすめの観葉植物を紹介いたします。
ダントツ人気のモンステラ(Monstera)! 初心者向け
モンステラはここヨーロッパではとても人気で、まず最初に植物を買うなら、モンステラ! というくらい定着している印象です。また定期的に開催される観葉植物販売イベントなどでも、モンステラは必ずメインブースにあります。
日本でも、風水からも良い観葉植物とされているようで、縁起が良い観葉植物なんだとか。
なぜそこまで人気? その穴が空いた葉っぱがエキゾチックであり、切れ込みが可愛かったりといった見た目のほかに、直射日光に当てすぎると葉が焼けてしまうので、室内で育てるのが良いといわれており、また水やりも土が乾いてからなのでとっても簡単。
冬場は気温や湿度等のコンディションにもよりますが、2週間〜4週間に1度の水やりでいいくらいなので、ここヨーロッパのあまり日が当たらない地域でも室内で簡単に育てられるとあって人気のようです。
また、育ってきたらモンステラの茎の部分を土や水に入れることで、簡単に増やすこともできるんです。成長が早く、目に見えて育ってくれるので、とても愛着も湧きます。
モンステラといっても、種類はなんと30~40種類ほどあるようで、色が異なるものから大きさの違うものなど、本当にさまざまな種類があるようです。
どんどん増える! 伸びる! モンステラ モンキーマスク
こちらも同じくモンステラではありますが、葉の中の穴が多めで葉は小さく、だいたい手のひらサイズくらい。
節間(茎の節と節の間)が短く生育していくので、どんどん育っていくと、写真のように全体がとてもきれいに見えます。上手に壁にかけたりして自分なりに楽しんでください。
長くなるとここまでどんどん長くなります。壁に沿わせるとよりオシャレに見えます。
オリーブの木は飾るとヨーロッパにいるみたいな雰囲気に!
また、オリーブの木も人気です。玄関先や室内でとてもおしゃれに飾られているのをよく見かける人気の植物。
写真のように大きめのものから、細長いもの、またはデスクなどにおける手のひらサイズのものまであるので、どこに飾りたいかで大きさや形を選べるのも嬉しいですよね。
原産地は、イメージ通りの地中海沿岸や中近東、北アフリカなので、オリーブの木はやはり日当たりの良い場所を好みます。外に置いておく場合は、冬は防寒が必要になりそうです。
また、オリーブは国連憲章のシンボルにもなって、花言葉が「平和」なんです。玄関や部屋に飾っておくにはぴったりの植物かもしれません。
種類豊富なサボテンでお部屋をオシャレに飾る
毎日面倒をするのが面倒という方に人気なのがサボテンですが、ほったらかしにしていてはダメになってしまいます。
基本は簡単ではありますが、サボテンは乾燥した土地で生育されているものが多いので、日光に当ててあげると良いです。種類によっては寒さに弱かったり直射日光を当てすぎると「葉焼け」という植物の日焼け現象が起きるので注意が必要です。
たくさんの形や花が咲くサボテンもあるので、窓際やリビングなどにいくつか置いておくと、オシャレに見えます。
ポコポコと増え続ける…ピレア・ペペロミオイデス Pilea peperomioides
別の名をパンケーキプランツというこちらの植物、とっても可愛いコロンコロンとした葉がポコポコと出てくるなんとも愛らしい植物。育て方も簡単で、こちらもヨーロッパでは大変人気。