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だって、自分の人生だし。Mattが「自分らしさ」を隠さない理由

エンタメ

マイナビウーマンのコア読者は“28歳”の働く未婚女性。今後のキャリア、これからどうしよう。結婚、出産は? 30歳を目前にして一番悩みが深まる年齢。そんな28歳の女性たちに向けて、さまざまな人生を歩む28人にインタビュー。取材を通していろんな「人生の選択肢」を届ける特集です。

自分らしくいるって、いけないこと?

自身をこれでもかと美しく加工した写真は「Matt化」と呼ばれ、多くの人が自分の顔をアプリでいじり倒すという社会現象にまで発展した。

美しくなりたいという願望に対するストイックさ。それは最高にかっこいいもののはずなのに、時折“人と違うこと”は誰かの反感を買う。過去のインタビューで、Mattさんはこんなふうに語っていた。「僕のことを気持ち悪いって思う人だっているかもしれない」と。

「そういう言葉を投げかけられた時は確かにショックだったけど、でも何事も全員が好きになることなんてありえないじゃないですか」

芯の通った空気感をまとい続けるMattさんは、自信を崩さず、淡々と話す。

「それに、周りの意見がプラスになる時もあります。だから、アンチ全てが悪いわけじゃない。自分の成長につながる時だってあるから、僕の場合はそれもちゃんと見ます。で、一度受け入れる。今はいろんな人の意見と自分の意見、2つをミックスして、その中での自分らしさを出していきたいんです」

こうした強さの背景を聞けば、「だって、自分の人生だし」と当然のような言葉が返ってきて、何かに心をグサッと刺された気分になった。

「僕は自分自身に音楽って強みがあると思っていたから、絶対にそこで見返す自信があった。それだけは曲げずに生きてきました。

二世であることに対しても、『桑田真澄の息子なのに』と否定的な言い方をされることがありました。でも、僕はちゃんと言い返しますよ。だって父のもとに生まれて幸せですし、そこに負荷を感じたことは一度もないんです。

この先は、強みだと信じてきた音楽の仕事をちゃんとやっていきたいという思いがありますね。父が立っていた東京ドームの舞台で、僕の場合は歌いたい」

自分の姿を見た人が、強く生きてくれたら

マイナビウーマンの特集「28歳に贈る28の選択肢」。この企画では、30歳を目前に転職や結婚などの選択に悩む女性たちへ向けて、編集部が注目する28人の生き方を紹介していく。

その中で、私がどうしてもMattさんにインタビューをしたいと思った理由は、我が道をゆく生き方のヒントをどうにか探って、女性たちに伝えられたらと思ったからだ。もちろん、私たちが彼のように次元を超えたメイクやファッションに身を包むことはできなくても。

「大事なのは、自分の魂が喜ぶこと、幸福感で満たされること。だから、他人のレベルになんて合わせなくていいんです。肩を並べがちな僕たち日本人って、すごく良い面もあるけれど、それだけじゃ個性が死んでしまう時もある。だからこそ、僕自身こうやって自分らしさを忘れないでいたいなって思うんです」

そして、届けてくれたのはこんな言葉。

「僕が活動を通して伝えたいことは、みんな本当の個性をつぶさずに前へ進んでほしいっていうメッセージ。そんな意味を込めて、こういうメイクをしていたりもします。僕の行動を見た人が、自分に自信を持って強く生きてくれたらいいなって」

「自分らしさ」という言葉から、私たちがイメージすることはきっとさまざまだ。

何にも染まらないことが自分らしさだという人も、周りに合わせることが自分らしさだという人も。それをあえて見つけようとしないことが自分らしさだと主張する人だっているだろう。正直、なんでもいい。

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