自分の姿を見た人が、強く生きてくれたら
マイナビウーマンの特集「28歳に贈る28の選択肢」。この企画では、30歳を目前に転職や結婚などの選択に悩む女性たちへ向けて、編集部が注目する28人の生き方を紹介していく。
その中で、私がどうしてもMattさんにインタビューをしたいと思った理由は、我が道をゆく生き方のヒントをどうにか探って、女性たちに伝えられたらと思ったからだ。もちろん、私たちが彼のように次元を超えたメイクやファッションに身を包むことはできなくても。
「大事なのは、自分の魂が喜ぶこと、幸福感で満たされること。だから、他人のレベルになんて合わせなくていいんです。肩を並べがちな僕たち日本人って、すごく良い面もあるけれど、それだけじゃ個性が死んでしまう時もある。だからこそ、僕自身こうやって自分らしさを忘れないでいたいなって思うんです」
そして、届けてくれたのはこんな言葉。
「僕が活動を通して伝えたいことは、みんな本当の個性をつぶさずに前へ進んでほしいっていうメッセージ。そんな意味を込めて、こういうメイクをしていたりもします。僕の行動を見た人が、自分に自信を持って強く生きてくれたらいいなって」
「自分らしさ」という言葉から、私たちがイメージすることはきっとさまざまだ。
何にも染まらないことが自分らしさだという人も、周りに合わせることが自分らしさだという人も。それをあえて見つけようとしないことが自分らしさだと主張する人だっているだろう。正直、なんでもいい。
どんな自分らしさだって、誰かに批判されるものでもないし、他人の目に窮屈さを感じて選択肢を狭める必要もないということ。
Mattさんの歌やメイクに込められた思いが、一人でも多くの女性に届いたら。そう願って、誰に何を言われても、私は自分らしい文章で勝負していこうと思う。この記事が、自分らしく生きたいともがく誰かの後押しになれるように。