Withコロナと迎える夏。第2波の予兆もあり、やはり去年と同じようには過ごせないですよね。すでに「マスクで熱中症」と騒がれているように、ちゃんと水分や栄養をとっていても、熱中症にかかってしまう場合があります。そんな事態を引き起こさないために、少しずつ暑さに負けない体作りを始めましょう。
家にいても危険がいっぱい
毎年、熱中症予防のために、クーラーをつけよう! と、提唱されていますが、怖いのはリビングだけではありません。室内でも熱気や湿気が特に篭りやすい「浴室」。入浴後にふっと、脱水症状で倒れてしまう人も増えています。さらに、寝苦しい夜が続くと、睡眠不足で疲労が蓄積。気づかぬうちに、熱中症リスクが、どんどんと高くなっているんです。
腸内環境改善で暑さに負けない体に!
熱中症を起こさないよう、日頃からこまめにとっておきたい水分や栄養。でも実は、その前にちゃんと栄養を吸収できる「腸内環境」を整える必要があるんです! そのために摂取したいのが、水溶性と不溶性の2つの食物繊維。水溶性の食物繊維は腸にとって良い働きをする善玉菌のエサとなり、不溶性の食物繊維は、腸の老廃物や吸着した有害物を排出して便スッキリ。腸がちゃんと働くから、栄養や水分が全身にしっかり行き渡るんです。
夏野菜ときのこで体をクールダウン
水溶性・不溶性の食物繊維が豊富な食材といえば「きのこ」。さらに、体にこもった熱を逃がしてくれる旬の夏野菜を組み合わせれば、万全の熱中症対策に! 紹介するレシピは、食欲のない日でも、サラッと食べやすいものばかりなので、この夏は「+きのこ」で夏を乗り切りましょう!
レシピ1:きのこと夏野菜のラタトゥユ
≪材料4人分≫
ブナシメジ:100g
エリンギ:100g
ゴーヤ:1/2本
なす:1本
玉ねぎ:1個
トマト:3個
サバ缶:1缶
にんにく:1片
オリーブオイル:大さじ1
塩:小さじ1
赤唐辛子:1本
ローリエ:1枚
≪つくり方≫
①ブナシメジは石づきを切り小房に分け、エリンギ、なすは1cmほどの輪切りにする。ゴーヤは種とワタを取って、5mmほどの厚さに切り、玉ねぎは薄切りにする。トマトはざく切りにし、にんにくはみじん切りにする。
②鍋にオリーブオイル、にんにく、種を取り除いた赤唐辛子を入れ弱火にかけ、香りが立ったら、玉ねぎ、なす、きのこを加えて炒め、さらにトマトを加えて潰しながら炒める。
③ローリエを入れ、フタをして全体的に火が通り柔らかくなるまで煮る。
④火が通ったら、ゴーヤ、サバ缶(汁ごと)、塩を加え、フタをして弱火で3分ほど煮る。
レシピ2:きのこと夏野菜のスープカレー
≪材料4人分≫
ブナピー:100g
マイタケ:100g
玉ねぎ:1個
かぼちゃ:1/4個
ズッキーニ:1本
トマト:2個
豚こま肉:300g
しょうが:1片
にんにく:1片
サラダ油:大さじ1
カレー粉:大さじ2
水:800ml
【A】味噌:大さじ2
【A】しょう油:大さじ1
塩・こしょう:適量
ご飯:800g
≪つくり方≫
①ブナピーは石づきを切り、マイタケと共に小房に分ける。玉ねぎは薄切りにし、かぼちゃとズッキーニ、トマトは一口大に切る。豚肉は3cm幅に切る。しょうがとにんにくはみじん切りにする。
②フライパンにサラダ油を入れ、しょうがとにんにく、豚肉、玉ねぎ、かぼちゃ、ズッキーニの順に加え炒める。
③肉の色が変わったらカレー粉を加え炒める。
④③に水とトマト・きのこを加え、【A】で調味し15分ほど煮る。最後に塩、こしょうで味を調える。
レシピ3:きのことビタミンたっぷり夏野菜の冷やし中華
≪材料1人分≫
きのこダネ:50〜70g
中華麺:1玉
トマト:100g(1/2個)
しそ:適宜
白ごま:適宜
★つゆ〈・めんつゆ:90cc(3倍程度に希釈したもの)、・酢:大さじ1〜2、・ごま油:小さじ1〜2〉
≪つくり方≫
①中華麺をさっと茹でて、水で洗いあげる。
②トマト、しそを食べやすい大きさに切る。
③①の中華麺を器に入れ、②ときのこダネを盛って白ごまをふり、★つゆをかけていただく。