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マスクの下の肌あれ対策|チェックリストであなたの「肌あれ危険度」をチェック

美容

外出時には必ずマスクをしているせいか、最近肌があれがち……と悩む方も多いのでは? 皮膚科医の先生によると、最近「マスクの汗あれ」に悩む方が増えているようです。一体どんな症状なのでしょうか?記事にあるチェックリストで、ご自分がマスクによる汗あれリスクが高いかどうかをチェックできます。今すぐチェックしてみて!
よしき皮膚科クリニック銀座 院長 吉木伸子先生に聞きました。

あなたは大丈夫?マスク汗あれ危険度チェック!

ゴールデンウイークを過ぎてから、マスクに触れる部分の皮膚がかゆい、赤くなるなどの症状を訴える人が増えています。
夏場、体をゴシゴシ洗ってしまい保湿をしないと、皮膚が傷んでバリア機能が低下します。そこに汗をかくと、汗に含まれる成分であるアンモニアや塩分などが刺激となり、かゆみが起きたり、チクチク、ピリピリといった痛みが生じたりする、汗による肌トラブル「汗あれ」を起こすことが多くあります。
この状態が、マスクをすることによって顔で起きているのが「マスク汗あれ」です。

例年汗あれは、首、腕やひざの内側、ウエスト部分などに起こりやすい肌トラブルですが、今年のようにマスクを着用すると、顔のマスクで覆われた部分にも「汗あれ」が起こりやすくなります。受診されるのは女性が多いのですが、お子さんや男性も注意が必要です。

今は大きなトラブルもなく大丈夫という方も、もしかすると肌あれリスクがあるかもしれません。こちらのチェックリストで確認してみましょう。チェックが多いほど「マスク汗あれ」リスクが高いので要注意です。

今すぐチェック!【マスク汗あれ 肌トラブル危険度チェック】

下記の中で当てはまるものはいくつありますか?

□汗をかきやすい
□敏感肌だと思う
□肌がかぶれることがよくある
□汗をかいても拭かない
□マスクをしている時間が長い
□マスクを動かしてしまう
□マスクのサイズが合わない
□暑いところでマスクをする
□スーツなどの涼しくない服装でさらにマスクをする

ムレているから肌が潤っているのではない!「マスク汗あれ」の理由

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stock.adobe.com

マスクの中は湿気が多いので保湿されていると思いがちですが、肌が潤っているということではありません。
マスクをすることで、皮膚の角質層がふやけた状態になります。マスクを外したとき、角質層の水分が蒸発して皮膚が乾燥し、肌のバリア機能の低下につながります。その状態でまたマスクをすると、マスクの繊維や汗の成分が刺激になり、「マスク汗あれ」が助長されるスパイラルに陥ります。

洗顔のし過ぎは要注意!汗あれ対策のポイント

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マスクで汗あれしてしまう際の予防法は、1.汗をこまめに拭きましょう。

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2.清潔に保ちましょう。洗う際はゴシゴシ洗わないようにしましょう。

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3.保湿しましょう。

「マスク汗あれ」の予防に必要なのは保湿です。汗をかいたままにしておくと、水分が蒸発して汗の成分だけが肌に残り、刺激になりやすくなります。汗をかいたらこまめに汗をふきましょう。濡れタオルがあるといいですね。タオルやガーゼなど、肌に刺激の少ないもので、そっと押さえるように汗を吸い取ります。

肌を清潔に保つには、洗顔も必要ですが洗い過ぎには十分注意しましょう。汗やほこりはお湯だけで洗い流せます。洗顔ソープなどで洗いすぎると、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
「マスク汗あれ」の予防には、夏でも入浴や洗顔後に、必ず保湿をすることです。保湿剤はベタつかずさらっとした使い心地のジェルタイプやローションタイプがおすすめです。かゆみや痛みがひどい場合や続く場合は、皮膚科を受診した方がいいでしょう。

マスクをしていると、汗をかいて皮脂が気になる方もいるかもしれません。でもゴシゴシ洗うと肌のバリア機能の低下につながります。肌を清潔に保ち、保湿をしっかりしてくださいね。

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