30代になり、「今まで気にならなかったのに、頬のあたりが赤くなってきてしまった。何をしても治らない」とお悩みの方も多いはず。
そこで今回は、そんな赤ら顔のケア方法をご紹介します。
お肌が赤くなる原因って何?
そもそもお顔が赤くなる、赤ら顔の原因とは何でしょうか。赤ら顔は、生まれつきのものや日々の間違ったケア方法、加齢など様々な原因で起こります。
そこで、主な赤ら顔の原因を解説します。
原因1. ニキビの炎症
赤ニキビができると、ニキビの周辺が赤くなります。赤ニキビは、炎症が起きている状態なので、血管が拡張して赤く見えます。通常の健康なお肌の状態であれば、ニキビが治れば炎症もおさまるので同時に赤みも消えていきます。
しかし、ニキビが治る頃にまた新しいニキビができる状態のお肌では、炎症が治らず、ずっと炎症によりお肌が赤い状態が続いてしまいます。
この炎症が続いた状態を放置していると、真皮や皮下組織に色素沈着が起こり、結果として赤ら顔になってしまいます。
原因2. 脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が多くなり、お肌に余分な皮脂が溜まってしまうと、空気に触れることで酸化していきます。その酸化した皮脂と皮膚の常在菌が反応すると、炎症が起きて皮膚が赤くなってしまいます。
鼻や鼻の周りに起きやすい症状です。
原因3. 皮膚が薄いこと
皮膚の真皮には、毛細血管が沢山張り巡らされています。皮膚の一番外側にある表皮が薄い人は、真皮にある毛細血管が透けて見えてしまいます。特に、鼻や頬の皮膚は薄いので赤く見えてしまいます。
原因4. 気温や体質
寒暖差によって顔が赤くなります。これは、皮膚の毛細血管が外気温にあわせて拡張・伸縮することが原因です。この寒暖差が激しい場合、皮膚の温度を下げないように拡張していた毛細血管は、拡張したままになります。これが、寒暖差によって赤ら顔になる理由です。
生まれつき、毛細血管が多い人や血管が拡張している人もいます。
原因5. アルコール・香辛料・薬の摂取
毛細血管が広がりやすい作用のあるアルコールや香辛料を過剰に摂取することで、血液の流れが悪くなり滞りやすくなります。
アトピーの方のステロイド外用薬が原因で血流が悪くなり、赤みがでることもあります。
治療が難しい?!赤ら顔のケア方法を解説!
赤ら顔は、原因が様々の為、治療が難しいです。赤ら顔が気になる場合は、まずは皮膚科を受診すると良いでしょう。
赤ら顔は、すぐに治ることはまれなので、根気よく長期にわたりケアをしていくことが必要です。食生活やスキンケア方法の見直しが必要になります。
皮膚科を受診して医師と相談の上、治療することが一番の近道ですが、一般的な赤ら顔の治療方法をご紹介します。
食生活を見直す
アルコールや香辛料、カフェインなどの刺激物は、赤ら顔の原因となるので控えましょう。
スキンケア方法を見直す
特に洗顔方法を見直しましょう。洗顔を頻繁に行っていたり、ゴシゴシと皮膚に負担のかかる洗い方をしていたりすると、赤ら顔が悪化してしまいます。
洗顔料や化粧品は、なるべく皮膚に負担のかからない刺激の少ないものに変えましょう。皮膚の炎症を抑える為に、ビタミンC誘導体が配合された化粧水が効果的です。
漢方薬を服用する
寒暖差や、アルコールが原因で赤ら顔になる人は、血の流れがよくなる漢方薬を服用すると効果が期待できることもあります。しかし、服用する際は、必ず医師に相談しましょう。