今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
淋しさとその耐えがたさと
今週のみずがめ座は、取り返しのつかなさをそっと受け入れていくような星回り。
若気の恋心から親友を裏切って、お嬢さんと結ばれ、結果その親友は自殺してしまった。夏目漱石の『こころ』では、そんな忘れられない過去を持つ「先生」の運命をめぐって展開されます。
でも恋愛のいざこざだって、誰かを裏切ることだって、誰の身においても一度や二度は起きても仕方のないことですし、私たちはいつでも誰より自分が可愛くて、他の人のことなど二の次で、絶対的に正しくなんていられない生き物であるはず。それゆえにこそ、この小説で描かれるような「取り返しのつかなさ」を私たちはそれぞれの孤独のなかで受け入れていくしかないのでしょう。
今週のあなたもまた、結局そうした淋しさを通してしか誰かと繋がっていくことはできないのだと、改めて実感していくことになるかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
居住まいをただす時
今週のうお座は、これからもまた未知の暗闇を生き抜いていくのだと、思いを新たにしていくような星回り。
「暗闇の目玉濡さず泳ぐなり」(鈴木六林男)は、作者が戦地で負傷し帰還した際に詠まれた句。この場合、「泳ぐ」というのは、川や海やプールなど具体的な場所を指しているのではなく、もっと抽象的な、しいて言えば、九死に一生を得て、生きざるを得なくなってしまった未知の時空間としての「戦後」という時代のことなのではないかと思います。
つまり、作者にとって戦後とは「暗闇」に他ならなかったのかもしれません。それでも、「目玉濡らさず」にそこを泳ぎ切らんとした。つまり、何が正義で、何が真実なのかを、けっして目を曇らすことなく見極める努力を放棄すまいという決意を、作者はここで表明している訳です。
今週のあなたもまた、なんとなく曖昧にしてきた自身のこれからの方針をいよいよ固めていくタイミングとなっていくでしょう。
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