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人間関係を円滑にする4つの伝え方

コミュニケーションを取る上で、特に大事な「伝え方」。自分の伝えたいことを上手く伝えられるかどうかで、人間関係や仕事の進捗にも差が出ます。どうすれば上手な伝え方が身に付くのでしょうか?外資系企業で働くコラムニストのぱぴこさんに聞いてみました。

マイナビウーマンで結構な数の「仕事にまつわる記事」を書いていますが、その中でもコミュニケーション関連の記事は多いです。ど直球で「コミュニケーション能力とは? 」という記事も書きました。

「依頼が多い=悩んでいる人が多い」という図式です。ビジネス曖昧語ながら「コミュニケーション能力」は、それだけ重視されているのでしょう。

特に「伝え方」は、報告・プレゼンテーション・商談・調整・日々の会話など多くの場面でその人の見え方に直結するため、上手な伝え方を身に付けたいものですね。

仕事において「伝え方」が大事な5つの理由

「コミュニケーションが大事」「伝え方が重要だ」。ありふれた言葉ですが、ありふれるほど重要なことともいえます。なぜ、仕事において伝え方が重視されるのでしょうか。

(1)自分の意図が正確に伝わる

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「上手な伝え方」というと、柔らかいニュアンスや人と衝突せずにやり過ごすなどの受動的な印象を受けませんか? しかし「伝え方」を考える上で最も重要なことは、「自分が伝えたいことが、齟齬なく相手に伝わるか」です。

回りくどい言い方や、結論が分からずに議論がまとまらないなどの「無駄」を省くためにも上手な伝え方が重要なのです。

(2)不要なもめ事を生まない

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「言い方が悪い」といった批判は本質的ではありませんが、同じメッセージを発していても伝え方によって衝突が発生することはあります。自分の伝えたいことが上手に伝えられると、意図しないもめ事を避けることができます。

(3)スムーズに仕事が進められる

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「上手な伝え方」とは相手にとって心地良いコミュニケーションであるともいえます。

理解力が乏しい、重箱の隅をつつくようなことばかり言ってくる……などの厄介な相手にも心地良いコミュニケーションを提供することで、スムーズに仕事を進めることができます。

(4)信頼・信用を引き出せる

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「伝え方が上手い」と意思疎通がスムーズになるだけでなく、相手から見て「分かりやすく話してくれる人」になります。それが信頼につながり、信用される人間になれます。

(5)相手のモチベーションを下げない

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「宿題やりなさい!」「今やろうと思ったのに!」論争は家庭内での言い方問題の代表例ですが、「やってほしいこと」をそのまま伝えた結果「期待している行動」につながらないことはよくあります。

伝え方が上手であれば、相手のモチベーションを下げず、むしろ上げる形でのコミュニケーションが取れます。

仕事で使える上手な伝え方

伝え方の重要性は前述の通りですが、「上手な伝え方」とは具体的にはどんなものでしょうか。

(1)話のゴールと方向性を示す

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「何を話すか」を事前に共有した上で話すと、相手は受け取りやすくなります。会議でアジェンダを最初に示すのは「今日はこの道筋で話すので理解してね、聞いてね」という共通認識を作るためです。

その道筋通りに話し、同じ方向を向けているかを考えながら話すことで伝えたいことが齟齬なく伝わります。

(2)結論から話し、後から詳細を説明する

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いきなり詳細から説明する人は意外と多いです。「自分がやったこと」をアピールしたくなるのは人のサガですが、本当に伝えたいことは「やった上で出た結論」のはずです。

最初から結論を話すのは少し気後れしますが、伝わりやすさを考えると初めに結論を言い、その後必要であれば詳細を伝えるようにしましょう。

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