(5)「人を愛するってどういうことだと思う?」に真剣に向き合う
これは僕が敬愛する文筆家・松浦弥太郎さんの言葉なのですが、この難問にちゃんと向き合う男性は間違いなくいい男です。
ふざけた答えや、ウケ狙いの回答をせず、すぐに答えを出せなくても、ウンウンと唸りながら一生懸命考える男性は、それだけでいい男だと僕は思います。
以上、5つの条件を挙げました。どの条件も、男性の僕から見ても「すてきだな、抱いてほしいな、付き合いたいな」と思うものばかりです。
いい男の条件で大事なのは「自分で考えること」
先ほど挙げた条件は、あくまで僕が考えた「僕にとってのいい男」です。つまり、別の人からしたら大切な条件ではなかったりもするのです。
つまり、いい男の条件とは本来は自分で考えなければいけないものなのです。ここで大事なのは、「自分にとって都合のいい男」の条件ではいけないということです。
僕たちはいつまで経ってもどこか未完成です。その足りない部分をパートナーの年収や学歴やルックスで埋めてしまいたい気持ちは分かりますが、それはどんなに考えても自分勝手な話なのです。
ずっと一緒にいるために、心穏やかに安心して暮らすために必要な条件。こんな人と出会えたら、自分のことを好きになってもらうための努力だってできる。そんなふうに思える「自分だけのいい男の条件」が必ずあるのです。ぜひ考えてみてください。
すぐに思い付かなくても大丈夫です。その「私が本当に求めているものとは……はて?」という行為が、めちゃくちゃ大事なんだと思います。
いい男がいないと思っている人へ
前段で終わっても良かったのですが、最後に大事なことを。人間は2種類に分かれます。
1つは「出会っている人の中から最も好きな人と付き合う人間」で、もう1つはスペックの時に少し触れましたが「まだ出会っていない人の中に運命の人がいると信じている人間」です。
前者の多くは、何の疑問も持たず結婚適齢期に一緒にいた人と愛し合い、結婚します。対して、後者の多くはなかなか恋人も結婚もできません。僕も完全に後者です。
後者は、せっかくいい人と出会えても「この人じゃない、今じゃない」とさまよい続けるのです。自分が後者である場合は、早急に「自分にとってのいい男」を決めておかないと一生迷子になりますよ。
(ウイ)
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