ネットで話題になった「がんばるな、ニッポン」のテレビCM。EXITのふたりが「頑張る」について持論を述べて反響を呼んでいる。
(写真提供:JP News)
お笑いコンビのEXITが27日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。頑張りすぎない働き方について持論を述べ、反響を呼んでいる。
■兼近と出会って気づいたこと
番組では、サイボウズによるテレワークを推進するテレビCMを紹介。「がんばるな、ニッポン」というキャッチコピーが話題になり、ネット上でも動画が14万回以上再生されるなど反響を呼んだ。
このCMを見たりんたろー。は、相方の兼近大樹と出会えたことへの感謝を語る。コンビを組む以前は「頑張りが足りないから成功しないんだ」と悩んでいたが、兼近と出会えたことで「(無理に)頑張らなくてもいいんだ」と気づいたという。
一方で「頑張ってなくても『譲れないもの』って絶対にあって、その中で頑張りたいものが生まれてくるんですよ」とも主張。「やらされてる人間と頑張りたくてやってる人間をくらべたとき、頑張りたくてやってる人の熱量にやらされてる人間は絶対に勝てない。そういうものを選んでいくものなのかなって。スゴい綺麗事ですけど…」と持論を述べた。
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■生きているだけで頑張っている
熱く語ったりんたろー。だが、兼近は「適当にいろいろやらせてもらってるんですけど」と切り出し、「なんかそもそも、生きてるだけでみんな頑張ってんじゃんってスタンスなんですよね」と冷静にコメント。
そして、テレビCMの「がんばるな」というキャッチコピーについて、「『がんばるな』っていうのは本当、頑張りすぎてる人たちに向けて言っているのであって、『そもそも頑張っちゃってるよね』っていうのが響きますね」と絶賛していた。
■「考えさせられる」と反響
りんたろー。と兼近の発言に、SNS上では「頑張りすぎてメンタルやられたり体壊したりする前にこの言葉を思い出したい」「今の自分にはほんとに支えになる」「りんたろーさんの言葉めちゃくちゃ刺さった」「考えさせられる」と反響が続出。
「頑張る」という言葉に対する考え方はりんたろー。と兼近でそれぞれ若干異なるが、どちらの言葉にも共感の声があがっている。
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■男性は「頑張れていない」と思いがち?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,721名に調査したところ、47.5%が「自分は頑張っているほうだと思う」と回答。
性年代別で比較すると、全年代で女性の割合が高い結果となっており、男性では60代を除いた年代が過半数を割っている。男性のほうが「自分はまだ頑張れていない」と思いがちということだろうか。
独特のゆるさが支持されているEXIT。兼近は「『がんばるな』っていうと言われすぎてるって思う人もいるかもしれないんで、『全然がんばりすぎても大丈夫なんですよ、ニッポン』とかにすればいい」と笑いを誘っていた。
(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)