「オーガニックな生活」ってどんなイメージですか? どこかしら、ちょっと「特別」に感じるひともいるかもしれない。「忙しい毎日で、丁寧な生活は難しいよ〜」もしそう思っていたら、おすすめしたいのが「ゆるいオーガニック」。ということで、現代にぴったりのオーガニックの楽しみ方を、今回から連載でご紹介していきます!
ヨガジャーナルオンラインをご覧のみなさま、はじめまして、Akaneです。
私は、「ゆるいオーガニック」がコンセプトのライフスタイルブランド「HEY!LUCY」を運営しながら、ITエンジニアとして開発、文章やイラストを描く仕事もする、パラレルキャリアという働き方を選んでいます。
「"オーガニック"というものって、もしかして面白いのかも?」と意識をしはじめたのは、友人から紹介された一冊の本を読んだことがきっかけでした。
その時、私は「毎日忙しいし、"丁寧な生活"とか私には無理。でも、完璧じゃなくて、"ゆるいオーガニック"という選択肢もありかな?」と思いました。そして、買い替え頻度の低いオーガニックコットンの下着を使ってみようと調べ始めたことが、ブランド立ち上げのはじまりとなったのでした。
ところで、
『ゆるいオーガニック』って、どういうことでしょうか?
私が考える、「ゆるいオーガニック」とは…「量」や「頻度」、「厳密さ」にこだわらずその時の気分や自分のペースで楽しむオーガニックのこと。生活に取り入れてみて、ちょっと気分があがったり、スッと背筋が伸びる感じがしたら、それでOK◎
Akane
私は、なぜかオーガニックという言葉には「特別な余裕があるひとのライフスタイル」のような壁みたいなものを感じていて「オーガニック側のひと」と「オーガニック側じゃないひと」に分けてしまっていたところがありました。
でも、ちょっとだけコスメや下着、調味料の一部などをゆるーく変えてみると、気負わずに気分がよく、いつの間にかだんだん日常に馴染んでいったのでした。オーガニック製品を使うことの意味や意義を理解すると面白いし、それも重要なことですが、使って気持ちがいいとか、気分があがるな、といった感覚をまず大事にしようというのも「ゆるいオーガニック」のポイント。
知ることでいろんな気づきがあるのだけど、それは第二ステップ。まずは、"なんだか気分があがりそうだ"という直感で選ぶのをオススメしたいと思います。
ただ、有機植物の栽培は地球にも、作り手にもやさしいので、選ぶだけで還元できるという仕組みは覚えておくと◎
ということで、
『ゆるいオーガニック』、はじめるなら何から?
「ゆるい」の定義はひとによって異なりますが、「とりあえずオーガニックに興味があって生活に取り入れてみたい」と思った方におすすめなのは、使う頻度が高くて、1度買うと長く使えるもの。
Akane
・ オーガニックコットンで作られたタオル、アンダーウェア、インナーウェア、パジャマ
(いまだったらマスクなんかもいいですね)
・オーガニックのフェイスオイル、ボディオイルなどの美容オイル
・手軽にはじめるならお茶やコーヒー、調味料
などから始めると、1アイテムからでも日々の生活に馴染みやすいかも。
ちなみに私が自分で買ったはじめてのオーガニックアイテムは、john masters organicsの「アルガンオイル」でした。スキンケア前のブースターオイルとして、保湿用のオイルとして、髪にも顔にも使えて毎日大活躍でした!
好きな時に、好きな分を、好きなように。人がみんな違うように、ペースもそれぞれ。どれも正解なので、自分が心地のいい楽しみ方が見つけられるといいですね。
この連載「ゆるいオーガニックのススメ」では、そのタイトル通りゆるいオーガニックを楽しむ方法を中心に、オーガニックの面白さや社会における意義なども含めて、発見とワクワクをお届けしていきたいと思います。それでは、次回もお楽しみに◎
Akane
「ゆるいオーガニック」を提案するライフスタイルブランド「HEY!LUCY」の裏方。IT企業の会社員から一冊の本を読んでオーガニックに興味を持ち、ブランドを立ち上げることに。フリーランスエンジニアとして独立し、ブランド運営とのパラレルワークを開始。本とパンと睡眠が好きな、少々面倒くさがりの30代。 Instagram: @atou.organic / ブランド:heylucy.life