「私って、彼氏依存症かも……」。彼氏のことが1日中頭から離れず、生活の全てを彼氏中心に回してしまっているなら要注意。そんなつらい依存状態を克服する方法を、心理カウンセラーの高見綾さんに教えてもらいました。特徴や診断方法も併せてチェックしましょう!
「彼氏依存症」とは、彼氏に過度に依存してしまう状態をいいます。
依存心は誰にでもあるものですが、過度になるとお互いに疲弊してしまう可能性がありますので、できれば治したいですよね。
そこで今回は、彼氏に依存している人の特徴や心理を詳しく解説します。彼氏への過度な依存の治し方についても詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
彼氏依存症とはどんな状態?
彼氏依存症とは、「彼氏がいない自分は考えられない」「もし彼氏と別れることになったら寂しくて耐えられない」といったように、彼氏に過度に依存している状態をいいます。
恋愛でしか生きている実感を得られないという人も多く、それくらい他のこと(仕事や友達関係など)に楽しみが無かったりします。
また、「彼氏に嫌われたらどうしよう」と不安になると、無理をしてまで彼氏に合わせたり尽くしてしまったりします。
そんな彼氏依存症になると、常に不安と恐れを感じることになります。彼氏をつなぎ止めるために我慢して自分を犠牲にしているので、いつしか彼氏への不満が噴出して突然怒り出すなど感情のコントロールが効かなくなることも多いです。
そして、そんな自分への自己嫌悪と、嫌われることへの恐れがセットになって、また元の依存的な自分に戻るというように、悪循環を生み出します。
彼氏依存症になると、その彼氏自身も「重い」「縛られて窮屈」といった感覚が生まれるので、お互いにしんどい恋愛になってしまうのです。
彼氏に依存している人に見られる特徴
では、彼氏に依存している人にはどのような特徴が見られるのか確認していきましょう。
(1)彼氏とつながっていないと不安になる
連絡をした時に、彼氏からすぐに返信が来ないと不安になって他のことが手に付かなくなったり、「嫌われたのかな?」「もしかして浮気してる?」などと想像が膨らんで止まらなくなったりしてしまいます。
不安で仕方なくなると、たたみ掛けるようにどんどんLINEや電話をしてしまう人もいます。
(2)彼氏を最優先にしたスケジュールを組む
彼氏の予定に合わせて自分の予定を組みます。彼氏が「会いたい」と言えば、友達との予定も断ります。
何かあった時にすぐ対応できるよう、彼氏のためにあえて予定を入れないようにしている人も多いです。
(3)彼氏からの頼み事は基本的に断れない
彼氏に依存している女性は、彼氏に尽くす恋愛をします。それはきついな、と思うような頼み事であったとしても、嫌われたくないので断れません。
「うん、いいよ」「なんとかするね」と自分を犠牲にしてでも引き受けようとします。
(4)彼氏の好みに合う女性になろうとする
彼氏に依存している女性は、彼氏から愛されることで自分の価値を感じているので、愛されるためなら何でもやろうとします。
彼氏に「料理ができる女性が好き」と言われたら、料理教室に通って料理の勉強をしますし、「こういうかわいいファッションがいい」と言われれば、彼好みの服装に変えるといった行動を取ります。
(5)彼氏以外に頼れる人がいない
付き合うと頭の中が彼氏でいっぱいになってしまう人は、彼氏以外に頼れる人がいないことが多いです。
友達や家族、先輩や後輩などとも疎遠で、あまり本音で話せる相手がいないケースが多いのが特徴です。