かぼす・にんにく・ゆず・すだちなどの柑橘系の薬味。一度に使いきることが少ないから、鮮度を保って長く楽しみたいものですね。ここではにんにく、ゆず、すだち、かぼすの保存方法を常温保存、冷蔵、冷凍保存にわけて、どこよりも詳しく紹介しています。
「かぼす・にんにく・ゆず・すだち」の常温・冷凍保存法
にんにく・ゆず・すだち・かぼすの保存法
常温で保存できますが、大量に手に入った場合、使い切れなくて余らしてしまうこともあるのではないでしょうか。できることなら、鮮度を保ったまま保存する方法を知っておきたいものですね。ここでは薬味の特徴を踏まえた上で、それぞれに適した保存方法をご紹介します。
にんにくの常温・冷凍保存方法
にんにくはばらしてネットに入れても◎。
■常温保存
ネットに入れて、風通しのよい日陰で乾燥させながら保存します。湿気によって香りが飛んでしまうので、通気性のよい状態で保存します。
自宅保存だと、必要以上に乾燥させてしまって、風味を損なってしまったり、湿気が多くてカビが生えてきてしまうことがありえるので、なるべく半年以内に食べきるようにしましょう。
■冷凍保存
風味や香りが落ちてしまいますが、すりおろしたり、スライスしたものを小分けにラップして、冷凍保存しても◎。その場合は1ヶ月くらいで使い切るのがおすすめです。
ゆずの冷蔵・冷凍保存方法
ゆずの皮は一度に使う量ごとに冷凍するのがおすすめです。
■冷蔵保存
冷蔵保存する場合は、乾燥しないようビニール袋に入れて、野菜室で保存し、1週間程度で使い切ります。
※ゆずは収穫する際、枝にあるトゲによって皮に傷がついてしまう場合があります。収穫するときには気づかなかった傷から腐敗が進むことがあるので、冷蔵保存がおすすめです。常温保存する場合は、新聞紙などに包んで冷暗所へ。3日ほどで使い切るのがおすすめです。
■冷凍保存
ゆずは皮と果汁を分けて冷凍保存するとよいでしょう。
皮: ゆずの黄色い部分をうすくむきとり、適量ずつラップに包んで冷凍保存します。千切りにしてしまう方法もありますが、香りが飛んでしまうので、凍ったままの皮をその都度千切りにするのがおすすめです。
果汁: 絞った果汁を製氷皿などで冷凍し、固まったものを密閉容器に入れなおして冷凍しておくと、使いたい量を取り出せて便利です。
すだちとかぼすの冷蔵・冷凍保存方法
小さいのがすだち、大きいのがかぼすです。
常温保存できますが、追熟して色が黄色くなってしまうので冷蔵保存がおすすめです。
■冷蔵保存
5~6個ずつをビニール袋に入れ、極力空気を抜いた状態で冷蔵庫に保存。緑色が長持ちし、風味が落ちにくくなります。2週間くらいで黄色くなるので、それまでに食べきるように。
■冷凍保存
絞った果汁を製氷皿で冷凍し、固まったものを密閉容器などに入れなおして冷凍しておくと、小分けで使えて便利です。
すだちは小さいので、丸ごと冷凍保存が可能です。その際、皮の色が黄色に変色し、風味と香りは劣ってしまいますので、ご注意を。凍った果実は水につけて解凍します。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。