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[11/30〜12/6の運勢]12月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ヒルコと猛獣の話

今週のさそり座は、これまで使ってこなかった力や封印してきたエネルギーを、いかに取り戻すことができるかが問われ始めていくような星回り。

『古事記』には、イザナキとイザナミが婚姻の儀式の際「(妻である)イザナミの方から先に声をかけたのは不吉である」として不具の子をもうけることになり、ヒルコと名付けられ葦の箱に入れられて流されたという有名なエピソードがあります。ヒルコという名は「昼の子」とも「蛭の子」ともとれますが、前者だとすれば日本神話は男性の太陽神を捨てて女性の太陽神を称揚し、月の神(ツクヨミ)と嵐の神(スサノオ)をその左右に配置した訳です。

ヒルコは邪悪な霊に違いない、日本全体に新しい方向付けをもたらすかもしれない偉大な神々であるなどと言われますが、おそらくどちらもヒルコの側面を表していて、最強の者として中心に立ち、絶妙なバランスを保つためのいかなる策略もはねつける男性の太陽神を、日本人はずっと扱いかねてきたのではないでしょうか。

その意味で、日本神話というのは初めから、ヒルコの帰ってくる居場所をどのようにして見つけていくかという構造上のジレンマを抱えていたのだと言えます。今週のあなたにおいても、特に女性においては、強い男性性をいかに取り戻していけるかが大きなテーマとなっていくでしょう。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

心を込めた交流を

今週のいて座は、身の内にいつまでも残る他者の残像を、そっと見つめていくような星回り。

「面影と酒が残っていて寒し」(池田澄子)は、酒好きの、けれど、作者にとってかけがえのない存在だった誰かの酩酊した面影が、火種が消えた酒席に酒の匂いとともにいつまでも残っている。そんな情景が浮かんでくる一句です。

作者にとってこの「面影」は人生の折々において、そっと思い浮かんではその間に流れた歳月の重みを感じ直していく“羅針盤”のようなものなのかもしれません。すこし離れたかなという頃合いで振り返っては、その度にまだ近くに感じることを確認し、やるせないような、どこかホッとするような、矛盾した感情に駆られる存在。

逆に言えば、そうした矛盾した感情をどのように受け止められるかで、みずからの人としての成長もはかられるのかもしれません。今週のあなたもまた、自分にとってそんな羅針盤となるような他者の存在を思い浮かべてみるといいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

自然体で生きる

今週のやぎ座は、「自分の人生の主人となる」ということを見直していくべし。

「卓越した才能」「他の人にはない個性」など、滅多にあるものではありません。人間はみな大差のない存在であって、人に抜きん出る必要など本来ないもの。よく言われる「自己実現」というのは、高い社会的地位を得たり、人気が出て成功すること。それは「有名になる」「お金持ちになる」ことに囚われ、社会が用意した価値観に左右されているだけです。

もちろん、そうした価値観から外れたところにだって努力の積み重ねは求められます。けれど、ごく平凡に、無名のまま努力をしていくことは、つまらないことでも、虚しいことでもありません。

逆に無名であっても、平凡であっても、いろんな苦しみ、哀しみ、そして見苦しい自分というものに耐えたり、のた打ち回って、それでいながら煩悩を隠さずに生きることの方が、よほど「自分の人生の主人となる」ことに近いように思います。あなたもまた、どちらの方向へ向けておのれを律していくべきか、改めて問い返しみるといいでしょう。

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