香川発祥で幸運を呼び寄せる「年明けうどん」はご存じですか?インスタなどのSNSでも、じわじわと人気を集めています。ここではその味やトッピングから関連商品、レシピまで、くわしくご紹介しましょう。お正月料理の合間に、ぜひ参考にしてみてください。
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年明けうどんで幸せな年に
お正月はだいたい、どんなものを食べていますか?おせち料理やお雑煮など、ごちそうが続いているご家庭も多いことでしょう。忘年会や新年会などが続くこの時期、お正月太りや胃もたれを経験するひとも少なくないようですね。
そんな年末年始ならではの食文化のひとつに、「年越しそば」ならぬ「年明けうどん」があるのをご存じですか?年明けうどんというのは、お正月に幸せな年になることを願って純白のうどんを食べようというものです。
一年の幸福を願うだけでなく、七草がゆのように疲れた胃腸を休めるのにも良さそうですね。
年明けうどんってなに?
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太くて長いうどんは、昔からそばと同様に長寿に結びつく縁起物として食べられてきました。年明けうどんは、縁起の良い純白のうどんにさらに、新春を祝う「紅」を添えた、おめでたいお正月仕様にデコレーションしたうどんです。
トッピングは、カマボコやえび天、金時人参のかき揚げ、梅干、練り物、など紅いものであればなんでもOK。
いつ食べるもの?
年明けうどんを食べる期間は、新年を祝うお正月。元旦から1月15日までの間ならいつでも食べられます。うどん好きなら毎日でも!
香川県発祥!年明けうどんの歴史
年明けうどんは、全国に知れ渡たる香川のさぬきうどん業界、「さぬきうどん振興協議会」が商標登録したうどんです。年明けうどん大会や年明けうどんフェアなど、全国的にPR活動をしていて、年々人気が広まってきています。
2008年から始まったこの年明けうどん。歴史はまだ浅いですが、これから全国的に定着するかもしれませんね。2010年からは、大手コンビニエンスストアやスーパーマーケットでカップ麺が相次いで発売され、InstagramやTwitterでも毎年この時期には話題になっているようです。
どん兵衛から年明けうどんも発売
日清のどん兵衛からも年明けうどんが発売され、InstagramやTwitterでも「おいしい」、「かわいい」、「芸が細かい」などと評判になっています。価格はひとつ180円(税別)。
通販でも購入できる!
どん兵衛の年明けうどんには、白くてもっちりとしたうどんに、紅白を演出する大粒の「梅干し」が添えられています。「よろこんぶ (よろこぶ)」素材として「とろろ昆布」、長寿を願う素材として「寿かまぼこ」も付いていて、とっても縁起の良い年明けうどんに仕上がっています。
楽天市場などの通販サイトでも購入することができ、1ケース12個入りで、1,788円(税、送料込み)。
年明けうどんのレシピ
1. 幸せの年明けうどん
だしパックでとっただしに、本だし、薄口醤油、みりん、酒などで上品な京風の味を付け、器に盛ったうどんにかけます。飾り切りした大根と人参、かまぼこ、梅干し、ほうれん草などで華やかに飾れば完成。カラフルで心が弾む年明けうどんですね。
2. かけうどん風年明けうどん
大根おろしとおじゃこを混ぜ合わせたら、うどんの真ん中に盛り付けて、かまぼこや桜エビ、桜玉子、乾燥えび、あげだま、味付けした薄揚げをトッピングします。お湯で薄めためんつゆをかけたら出来上がり。
3. おきつね年明けうどん
昆布と鰹で合わせだしをとったら、酒と追いがつお、塩、砂糖を加えて香り高いうどんだしを作ります。どんぶりにうどんを入れて、味をつけた薄揚げ、人参、大葉、ねぎを盛り付けたら、だしをたっぷりと。柚子の皮を添えて召し上がれ。