これは便利!目止め要らずの土鍋も
ここまで5つのやり方をご紹介してきましたが、やはり時間や手間がかかる……と感じる方には、最初から目止めしなくてよい土鍋がおすすめです。
▶萬古焼 銀峯 菊花 土鍋 9号
こちらは、目止め処理が不要で、軽量かつ沸騰が早いのが特徴の土鍋。光熱費の節約になりますね。また、炊飯用のメモリもついているので、ごはんを炊くときも便利です。
そもそも「目止め」はなぜ必要?
そもそも、土鍋は読んで字のごとく「土」で出来た鍋です。そして、土鍋の底の部分はザラザラしていますよね。側面の部分はツルツルしていますが、あれは釉薬(ゆうやく)が塗られているからなんです。そこには耐水性があるのですが、底の部分にはその釉薬が塗られておらず、素焼きのままの状態なんです。そのため、目に見えない小さな穴がたくさん空いていて、使っているとそこから水が染み出してしまい、割れる原因に。また、その穴に煮汁が染み込んだりして、においがついてしまうこともあるんです。
それを防ぐためにするのが目止めです。おかゆなどに含まれるでんぷん質が、その役目を果たしてくれます。目止めをすることで、においうつりを防ぎ、土鍋を長持ちさせる役割があるんですね。
また、「目止めせずに使い始めた」という方もいるかもしれません。ですが、使っていくうちに水漏れしていき、最後には割れてしまうので、必ず目止めしてから使い始めるようにしてください。
正しいお手入れで長く愛用しよう
いかかでしたか?目止めのやり方はいくつかありましたが、自分にあったやり方を試してみてくださいね。せっかく買った土鍋は、使えば使うほど愛着がわいてくるものですから、大切に長く使い続けていきたいですよね。正しくお手入れすれば土鍋は長持ちします。土鍋でいろいろな料理を楽しみながら、寒い冬を楽しく過ごしましょう!