『ねじ回し』の意味をもつ人気のカクテル「スクリュードライバー」。お酒好きな方であれば、よく知られているカクテルですが、作り方や名前の由来はご存じですか?スクリュードライバーについてのアレコレをご紹介。身近にあるもので気軽に作れますよ。
ちあき
スクリュードライバーってどんなカクテル?
スクリュードライバーはオレンジジュースを使用した、女性からも人気のカクテル。爽やかな見た目のカクテルですが、ベースには強めのお酒、ウォッカが使われています。
長く親しまれているスクリュードライバーは、基本的にウォッカとオレンジジュースの2つの材料で作られるシンプルなカクテルです。
ウォッカがベース
ウォッカ自体には味はないため、ウォッカの量を増やしてアルコールの度数を高めてもオレンジジュースが入ったスクリュードライバーは飲みやすいカクテル。気づかぬうちにたくさん飲んでしまうことから「レディ・キラー」の異名があるのだとか。
アルコール度数
レディー・キラーの別名を持つほど、うっかり飲みすぎてしまうと危険なスクリュードライバー。ベースになるウォッカのアルコール度数の平均は40度!分量を気をつけないと確かに酔っ払い過ぎてしまいそうですね。
ちなみに、アルコール度数が高い印象の日本酒の平均的なアルコール度数は22度未満。ワインは、10〜20度ほどになります。
名前の由来
カクテルとは関係がなさそうな「スクリュードライバー(ねじ回し)」がなぜ名前についたのでしょう?もともとは、
昔、油田で働いていたアメリカ人達の間でウォッカをオレンジジュースで割って飲むのが流行っていたそう。その際、マドラーがなく代わりに手近な、ねじまわしを代用したことから、スクリュードライバーの名前が付いたと言われています。
自宅でできるスクリュードライバーの作り方
材料
・ウォッカ 45ml(大さじ3杯)
・オレンジジュース適量(お好みの量に調整)
作り方
氷を入れたグラス(またはタンブラー)にウォッカと適量のオレンジジュースを注ぎ、氷を何度か持ち上げるように混ぜて完成です。さらにスライスしたオレンジをグラスに添えると見栄えがよくなります。
氷の量
氷はキューブタイプなら3個ぐらいが適量です。入れすぎると味が薄くなってしまいますよ。
ウォッカの味と飲み方
ウォッカは、ロシア・中東欧などで広く飲まれている蒸留酒です。日本の焼酎などと同じく、いろいろな素材を原料として作られています。一般的にはライ麦・大麦、ジャガイモなどが原料です。原酒を白樺の炭を使ってろ過するのが特徴です。
ストレート
ウォッカをストレートで飲むには、ウォッカを瓶ごと冷蔵庫に入れて冷やしておきます。ショットグラスも一緒に十分に冷やしておき、そこにウォッカを注ぎます。レモンやライムの薄切りや塩と一緒に口に含みます。
日本酒は温めて飲む方法もありますが、ウォッカはできるだけ冷やして飲むのが定番です。約40度のウォッカのストレートですから、相当アルコールの強い人向けの飲み方ですね。
水割り
いきなりストレートで飲むには抵抗がある場合には、水割りから始めてみるのはどうでしょうか。お好みによって薄めることができるので、試しやすいかもしれません。
冷蔵庫で十分に冷やしたウォッカに、氷と水を入れて飲みます。水の量は好みですが、水とウォッカが1対1が基本的な割り方です。
ロック
ロックで飲むのもウォッカの醍醐味です。グラスに氷を入れて容器をほどよく冷やしたところにウォッカを注ぎます。レモンやライム、あるいはオレンジ果汁を加えると爽やかな飲み口になります。
ロックで飲む時は、やや大きめの氷を使うと雰囲気もよくなりますよ。コンビニなどで売られているカットアイスでもよいですし、大きな氷をお好みの大きさに砕いて使うのもよいでしょう。氷を割る際は手を傷つけないように気をつけてくださいね。
冷やして飲む
ウォッカはとにかく冷やして飲むのがおすすめ。冷凍庫にウォッカを入れても凍ることはありませんから、冷凍庫で保存しておけば、いつでも冷えたウォッカが飲めますね。グラスも一緒に冷やしておくとさらにおいしいウォッカを楽しめると思いますよ。
ウォッカベースのその他カクテル
ウォッカベースで様々なカクテルを作ることができます。以下に代表的なカクテルの作り方や風味を紹介します。