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ハムの冷凍は不向き!? 上手な保存方法でおいしさを保つ秘訣とは

レシピ

お歳暮などでもらう高級ハム。うっかり賞味期限がすぎてしまった!という方も、もし冷凍保存ができるならうれしいですよね。そこで今回は、ハムの冷凍方法や旨みを逃さない保存方法、レシピなどご紹介します。余ったハムの保存に困っている方は、必見ですよ!

ちあき

ハムは冷凍できるの?

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お歳暮やお中元などで頂く機会が多いハム。普段スーパーで買うものよりも旨みがあり、パッケージも豪華でボリュームもあるため、頂くと嬉しいですよね。ですが、お歳暮などの時期にハムが集中してしまい、全て賞味期限内に食べきることができなかった・・・といった経験はありませんか。

冷凍保存できたらいいのに…とか、賞味期限過ぎても食べられるものなの…?と思ったことがある方も多いのではないかと思います。もちろん、賞味期限以内に食べ切るのが一番おいしくいただく方法ですが、コツとポイントを押さえれば、旨みを保ったままおいしく保存することが出来るのです!今回は、その際のポイントとおすすめレシピをいくつかご紹介したいと思います。

実は冷凍保存には向かない

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長期的に保存する方法として真っ先に思いつくのが冷凍保存ではないでしょうか。食材の種類や状態にもよりますが、一般的に、冷凍庫で保存すれば1か月程度は保存が可能になる場合が多いですよね。では、ハムも冷凍保存すればよいのでしょうか。

残念ながら、ハムは冷凍保存には向かない食材です。有名ハムメーカーの公式ホームページなどでも冷凍保存は推奨されていないようです。

ハムはより一層おいしくするために様々な加工がされています。旨みを増すための塩漬液(えんせきえき)という液体を注入したり、保水力を高めて触感をよくするリン酸塩という添加物を使用しています。そのため、冷凍すると食品中の水分が凍ってしまい、肉の組織を壊してしまうため、風味や触感が損なわれる恐れがあるのです。

やはり賞味期限以内に食べきるのが一番なのですね。とは言っても、どうしても食べきれない場合もあります。そんな時はコツとポイントを抑え、思い切って冷凍保存しましょう。次に、冷凍してもおいしさを逃がさないとっておきのコツをお伝えします。

スライスハムの冷凍保存方法

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もともと薄くスライスしてあるので使いやすくて便利なスライスハム。サンドウィッチにしたり、食パンの上にのせてハムトーストにしたり、細かく刻んでサラダに混ぜたり・・・など、アレンジ方法も様々あります。そんなスライスハムの保存方法をご紹介します。

準備するもの

・ラップ
・ジップの付いたフリーザーバッグ

手順

1.一枚ずつ空気が入らないようにラップに包みます。
2.フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。
※1枚ずつ包むことで調理する時に簡単に取り出せて便利です。

ブロックハムの冷凍保存方法

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厚めに切ってハムステーキにしたり、サイコロ状にしてスープやパスタにしたり、普段と違った贅沢な食べ方が出来るのが嬉しいブロックハム。こちらも一回分ずつ小分けにして保存しておくと便利です。

準備するもの

・清潔な包丁
・ジップの付いたフリーザーバッグ

手順

1.清潔な包丁で、使いやすい大きさにカットします。(厚切りや角切り)
2.一回分ずつフリーザーバッグに入れて冷凍保存します。
※使い回しの包丁は、切り口から雑菌が繁殖して品質劣化を進めてしまいますので、できるだけ清潔な包丁を使うようにしましょう。

冷凍保存期間とポイント

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roomclip.jp

冷凍保存した場合の期限は?

冷凍保存でおいしく食べられる期限は約1か月です。それ以上保存すると、冷凍焼けをしてしまい、風味が落ちてしまいます。また、扉の開け閉めによって冷凍庫内の温度が上がり、鮮度が下がりやすくなりますので、できるだけ早めに食べきることをおすすめします。

上手に冷凍するポイントは?

ポイントは「急速に冷凍すること」です。これで旨みを逃さず保存することが出来ます。ご家庭の冷蔵庫の場合は、冷凍庫にアルミのトレイを入れておき、その上にハムを乗せると早く冷凍できるので試してみて下さいね。

またフリーザーバックは一回分ずつ小分けにし、しっかり空気を抜いて密閉しましょう。空気に触れないようにすることで腐敗を防ぎ、他の食品の臭いが移ってしまった・・・などといったことも避けられます。

旨みを逃さずに解凍するには?

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冷凍しておいたハムをおいしくいただくためには、解凍時がポイントとなります。自然解凍する場合、凍った状態のまま調理する場合でそれぞれ気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

自然解凍

解凍のポイントは「急速に熱を加えないこと」です。電子レンジやお湯などで急速に解凍すると、水分がなくなり旨みが損なわれてしまいます。前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しておき、時間をかけてゆっくりと解凍するようにしましょう。常温での解凍は細菌が繁殖する恐れがありますのでおすすめ出来ません。

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