味をはっきりさせたい
味がうすくぼんやりとしてしまったときは、醤油を試してみてください。たくさん入れると和風テイストになりますが、少量入れるとスパイスの辛さを引き立てつつはっきりとした味わいになります。
醤油ははちみつと同じく、カレーのとろみを弱くする「アミラーゼ」という酵素が含まれます。カレールウで調理した後に醤油を加える場合は、ぐつぐつと沸騰した状態で入れます。醤油を入れたらかき混ぜながら10分ほど煮込むと、とろみも付いたままおいしく仕上がります。
もっと辛くしたい
子供用に作った甘口カレーを辛くしたい場合は、一味唐辛子やブラックペッパーがおすすめです。一味唐辛子の原料は乾燥した唐辛子のみなので、出来上がったカレーに余計な香りなどを加えず辛味だけを追加できます。
ブラックペッパーを加えると、ピリッと刺激的な味わいになります。ブラックペッパーは香りも辛味も強く、大人向けの味付けができます。
甘くマイルドにしたい
逆に大人用のカレーを子供に食べさせるとき、辛いカレーを甘く仕上げる方法もあります。
まずは牛乳でカレーを伸ばす方法です。牛乳のやさしい甘味がカレーをマイルドにしてくれます。水っぽくなってしまったら、上でご紹介したバターと小麦粉で作るブールマニエを加えてみましょう。
コーンスープも、カレーにコクを追加しつつマイルドにしてくれます。インスタントの粉末コーンスープを使えば手間もかかりません。
じっくりと炒めたあめ色玉ねぎを加えるのもおすすめです。玉ねぎはじっくりと加熱することで甘味が増します。野菜嫌いな子供もカレーに入れると玉ねぎの栄養がたくさん摂れて一石二鳥です。
水っぽいカレーのリメイクレシピ
カレーが水っぽくなってしまったら、その水っぽさを活かしてカレーライス以外の楽しみ方をするのもありですね!おすすめの食べ方とレシピをご紹介していきます。
カレー鍋
めんつゆとカレーで汁を作って煮込むだけの簡単リメイクです。こちらのレシピでは少量の豆乳を入れています。好きな具で作れるので、水っぽいカレーや、カレーが少し残った時などに重宝しますね。
カレーパスタ
カレーはうどんだけでなく、パスタにも良く合います!作り方はチーズと生クリームを入れて煮詰めたカレーに、茹でたパスタを加えるだけ。
カレーの具が少しでも残っていれば、パスタ用に具を用意する必要がありません。夕飯の残りを使ってサッと作りたいお昼ご飯におすすめです。
カレードリア
バターと小麦粉を混ぜ、牛乳を少しずつ加えながらコンソメ、塩を入れてホワイトソースを作ります。器にご飯を入れ、ホワイトソースを流し混ぜてカレーをよそります。チーズを全体的に入れ、その上にパン粉を乗せ、オーブントースターで焼いたら完成です。
水っぽいカレーとはさよなら!
トロトロのカレーが好きな方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。市販のルウを使う時も、スパイスから本格的に作る時も、どちらも応用できる方法です。
とろみ付けをする食材を多めに入れて固めのカレーを作れば、カレーパンなどアレンジもしやすくなりますよ。
大人も子供も大好きなカレー。隠し味も様々なので、ぜひ色々と試してみてお好きな固さ・味を試してみてください!