カレーにはトロトロに煮込んだカレーと、水っぽいサラサラのカレーがあります。トロトロカレーが好きな方には、水っぽいカレーはちょっと物足りないですよね。カレーにとろみを付ける方法はたくさんあります。ぜひお好きな固さのカレーを楽しんでください!
ちあき
せっかくのカレーが水っぽい!
子供から大人までみんな大好きなカレー。簡単に作れるだけでなく、一度に何日分もまとめて作れることから、忙しい方の味方とも言えるメニューですよね。
そんなカレーですが、市販のカレールウを使って作ったのに、水の分量を間違えて水っぽくなってしまった、スパイスから本格的に作りたいのにどうしても好みの固さにならない、そんな経験はありませんか?そんな時のために、ちょっとしたコツで水っぽいカレーをトロトロにする便利な方法があります!
味は濃いのにとろみだけ足りないとき、味もとろみも足りないとき、今回ご紹介する方法を使えば簡単に好みのカレーが作れます。ぜひカレー作りの参考にしてください!
カレーが水っぽくなる原因
レシピ通りに作ってもカレーが水っぽくなってしまう原因は色々あります。まずは水っぽくなる原因を知っておきましょう。
調理中に意識しておけば、水っぽいカレーにならないかもしれません。
水分の多い具材のせい
レシピに合わせて分量通りに作っているのに、カレーが水っぽくなってしまう。それは野菜の水分量の違いかもしれません。
水はレシピ通りに計量できますが、野菜に含まれる水分までは考慮されていません。旬のみずみずしい野菜を使うと、レシピに使われている野菜と水分量が大きく変わる場合があります。
はちみつを入れるタイミング
カレーの辛さをマイルドにするために、はちみつが使われることがあります。はちみつには「アミラーゼ」という酵素が含まれていて、この酵素がカレーを水っぽくする原因かもしれません。
「アミラーゼ」はとろみの素となるでんぷんを分解し、カレーからとろみを奪ってしまいます。はちみつを入れて調理する場合はこの「アミラーゼ」の働きを止めるため、ルウを入れる前に20分以上加熱しましょう。
味見したスプーンで混ぜない
調理中に味見をするとき、調理に使っているお玉やスプーンに直接口を付けて味見をしたことはありませんか?なんとこのときに付いた少量の唾液が、カレーを水っぽくしてしまうこともあるんです。
唾液にもはちみつと同じ「アミラーゼ」という酵素が含まれていて、でんぷんを分解してとろみを奪ってしまいます。味見はお玉やスプーンで小皿に入れるなどしてから口をつけましょう。
ルウを入れてからの加熱不足
市販のカレールウを使う場合、野菜をやわらかく煮込んでからルウを入れる場合がほとんどです。野菜はすでに火が通っているので、ルウを入れてから煮込まずに調理を終わらせてしまうことも。この時に煮込みが足りないと、とろみが付きません。
ルウを入れた後は、パッケージに記載されている煮込み時間を守るようにしましょう。
カレーにとろみをつける方法
しっかりと煮込んでもカレーにとろみが付かないとき、とろみをつける方法は色々あります。味に変化が出るものもあるので、お好きな味に近づくとろみ付けを探してみてください。
それぞれたくさん入れると固いカレーになってしまうので、少しずつ様子を見ながら入れていきましょう。とろみが付いたカレーを加熱していると焦げやすくなるので、小まめにかき混ぜながら加熱するのがポイントです。
小麦粉を水で溶いて入れる
小麦粉大さじ2を水大さじ2で溶き、できあがったカレーを加熱して沸騰しているところに少しずつ加えていきます。弱火で5~10分ほど煮込むととろみがついてきます。