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どの料理に合う?知っておきたい「砂糖」の種類と使い方

褐色砂糖の種類と特徴

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褐色のお砂糖は、上白糖などの精製時に除かれた残りの糖液を煮詰めたり再結晶化させたりして作られます。一般的に白砂糖と比べて独特のコクがあるものが多いことが特徴です。

三温糖

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三温糖は、すこしだけ褐色に染まったお砂糖。この独特の褐色は、上白糖やグラニュー糖を取り出した後に残ったシロップを、さらに煮詰めて結晶にする工程を数回繰り返すことによって生み出されます。元々はこの工程が3回繰り返される、すなわち「3回温める」ことから「三温糖」の名前が付いたのだそうですよ。

加熱時間が長いとカラメル化反応が進むこともあり、三温糖には上白糖やグラニュー糖に比べて雑味があります。これによって、三温糖はほかのお砂糖に比べて甘味を強く感じやすいタイプのお砂糖なのだそうです。

三温糖のメリット

雑味が多くしっかりとした味わいなので、煮物や佃煮などに使用すると上手にコクを出すことができます。和食のおかずにどっしりとした甘みやコクをプラスしたい方は、ぜひ使ってみてくださいね。

三温糖のデメリット

三温糖自体の味わいが強いので、繊細な味わいのお料理や素材の味を活かしたいお料理には不向きと言えるでしょう。また、コーヒーや紅茶などのドリンクに使用するのも避けるのが無難。

きび砂糖

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お砂糖の原材料は、主にサトウキビとてんさいです。きび砂糖はその名前からもわかる通り、サトウキビから作られています。色が全く違うのに、白砂糖と同じ原材料からできているなんて驚きですよね。きび砂糖は、精製途中の砂糖液をそのまま煮詰めて作ったお砂糖のことなんです。

きび砂糖にはさとうきび特有の風味が活きていて、カルシウムやナトリウム、そしてミネラルもたっぷりと含まれています。また、精製されていないお砂糖ということもあり体内でゆっくりと吸収されるので、精製されているお砂糖に比べて血糖値の上昇もゆっくりであることも特徴です。

きび砂糖のメリット

白砂糖と黒砂糖の中間にあるきび砂糖には、ミネラルがたっぷりと含まれています。黒砂糖と比べるとクセが少なく、いつものお料理に使うこともできますよ。

きび砂糖のデメリット

きび砂糖は、なんといってもほかのお砂糖と比べて値段が高いことが最大の難点。白砂糖と黒砂糖の中間という絶妙なバランスを保っているため、少々お高いお値段設定になっているのだそうです。

黒砂糖

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roomclip.jp

沖縄名物の黒糖が有名ですが、実はあれは黒砂糖の種類の中のひとつなんですよ。黒砂糖の褐色の秘密は、作られる際の工程にあります。

黒砂糖は不純物が含まれたまま固められるのですが、その不純物の中には「糖蜜」と呼ばれるものが含まれており、それが褐色の正体なんですね。

黒砂糖のメリット

黒砂糖には糖蜜やミネラルをはじめとしてさまざまな成分が含まれていますので、味に深みがあります。そのため、煮物など味に奥行きを出したいお料理に使うとおいしく仕上げることができます。

黒砂糖のデメリット

黒砂糖には独特な風味があるため、素材本来の味を活かしたいお料理には向きません。また色もついているため、生クリームなどに混ぜ込んでしまうと色が変わってしまいますのでご注意ください。

毎日の料理ではどう使い分ける?

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普段のお料理には、上白糖やグラニュー糖を使うのがおすすめ。クセがないのでいろいろなお料理やドリンクに使うことができます。ハチミツやメープルシロップを代用品として使うこともできますよ。

お菓子の仕上げには粉砂糖、果実酒を作るときには氷砂糖と使い分けましょう。また、煮物や佃煮など、どっしりとした甘みやコクを出したい場合には三温糖やきび砂糖、黒砂糖がいいですね。

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