料理の腕が瞬時に上がる。かけるだけでご馳走! な調味料。
最小限の材料でひと工夫あり、が決め手に。
いつもの料理に加えるだけで味のバリエーションがぐっと広がる「ちょい足し調味料」は、「味噌や醤油などベーシックな調味料に、プラスαがあるものを選ぶと失敗しません」と、『FOOD&COMPANY』のスタッフ・佐藤美智子さん。
「良質な材料にこだわってシンプルに作られたものがおすすめ。食材の味を邪魔しないので、さまざまな料理に応用がききます」
ごはんに合う食材を中心に全国のおいしいものを提案する『AKOMEYA TOKYO』の食品バイヤー・有坂兼司さんは、
「商品が生まれたきっかけなど、背景の物語にも注目を。よりおいしく感じられるし、使い方のヒントが見つかることも多いです」
さっそくお二人オススメの調味料と、その調味料を使ったアレンジレシピをご紹介します!
ごぼう味噌(津乃吉)
うまみ食材たっぷりの味噌は、ありそうでなかった万能調味料。
米味噌にごぼうとしめじ、丹波黒鶏のスープを贅沢に使った、うまみいっぱいのおかず味噌。「白だしとお湯で即席の味噌汁になり、忙しいときに重宝」(佐藤さん)。もちろんそのままごはんにのせても。「飲んべえのスタッフの間ではお酒のアテとしても人気」
140g ¥589(FOOD&COMPANY TEL:03・6303・4216) かつお節などを混ぜた「かつお味噌」も評判。
【アレンジレシピ:たまごかけごはん】
熱々ごはんに卵と一緒にのせ、味噌卵かけごはんに。甘めの味噌と卵がよく合い、そこにごぼうやしめじの食感&風味が加わって、シンプルな卵かけごはんがごちそうに!
のせのせバターしょうゆ(IZA)
バター+醤油+にんにく。炭水化物に合う禁断の調味料。
「バターと醤油は不動のマリアージュですが、そこににんにくと玉ねぎも加わり、より魅惑的な味わいに」(有坂さん)。ごはんに混ぜれば即席ガーリックライスの出来上がり。「パスタやラーメンなどに途中で加えて、“味変え”するのにもぴったりです」
開店以来のベストセラーは、まとめ買いしていく女性も多い。100g ¥475(AKOMEYA TOKYO TEL:03・6758・0270)
【アレンジレシピ:きのこソテー】
炭水化物だけでなく、「炒めた野菜やきのこに絡めてもおいしい。味がしっかりしているので、淡泊な食材だけでなく、焼いた肉などにもよく合います」(有坂さん)。
紀州 梅昆布茶(JA紀南)
昔ながらの飲み物が、新たな調味料として大活躍。
本来はお湯で溶いて飲むものだけれど、ごはんのおともや調味料として最近人気なのがこちら。「昆布のうまみで梅干しの酸が和らぎ、使いやすい。魚のフライに添えたり、そうめんのつゆに加えても。個人的には納豆に入れて食べるのが好きです」(有坂さん)
紀州産の完熟南高梅の梅肉をベースに、利尻産の昆布をたっぷりとプラス。200g ¥1,051(AKOMEYA TOKYO)
【アレンジレシピ:きゅうりとささみの梅和え】
梅干しと昆布のコンビは、淡泊な肉や野菜と好相性。麺棒で叩いたきゅうりを、さっとゆでた鶏ささみと梅昆布茶とともにポリ袋に入れてシェイク。副菜にぴったりの一品に。
佐藤美智子さん オーガニック食材を主に扱う『FOOD&COMPANY』スタッフ。作り手へのインタビューから学んだ商品のアレンジレシピをこっそり教えてくれることも。
有坂兼司さん 『AKOMEYA TOKYO』食品バイヤー。おいしいものを求め全国を行脚。最近の注目は、「燻製醤油や燻製塩。今年は“燻製”がキーワードです」。
※『anan』2018年3月21日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) 料理作製、スタイリング・梅澤由佳 取材、文・新田草子
(by anan編集部)
#料理についてさらに読んでみる。
#レシピをもっと覗いてみる!