自由闊達な画風の御朱印を、目の前でスラスラ描いてくれる圓常院
次はバス、またはタクシーを使って、少し離れた圓常院へ。妙蓮寺の敷地内に立つ塔頭で、ご本尊のほか、がん封じにご利益があるといわれる赤球石霊験(せっきゅうせきれいげん)大明神を祀っています。住職が描くイラスト入りの御朱印が有名で、今回は疫病退散を祈願してアマビエをお願いしました。ポップな色使いのアマビエは、眺めているだけで元気が湧いてきそう。
圓常院前の塔頭が並ぶ小径は、雰囲気抜群。観光メインではない小さなお寺に、足を運ぶきっかけになるのも御朱印巡りならではの体験です。
住職の佐野充照(じょうしょう)さん。2018年から参拝者の思い出になるように、と御朱印に絵が入るようになったそう。風神雷神や七福神など希望に応じて何でも、10~15分程度で描いていただけます。旅好きな住職との気さくな会話も楽しみの一つです。
人気No.1は風神雷神の御朱印。今にも動きだしそうな躍動感あふれる風神雷神は、もはやアートの域!
■圓常院(えんじょういん)
住所:京都市上京区妙蓮寺前町873妙蓮寺境内
電話:075-431-6897
料金:拝観無料
時間:9~17時(御朱印受付は同じ)
定休日:不定休
※御朱印はショートメール08014876633での予約がベター。
たっぷり歩いたから、甘味三昧もOK♪社寺近くの名店を巡って
下賀茂神社の門前おやつといえば真っ先に名のあがる、加茂みたらし茶屋。名物は、下鴨神社の境内を流れる御手洗川の気泡をイメージした、みたらし団子3本450円。甘さ控えめの黒糖の蜜がかかり、何とも上品な味わいです。御手洗社の御朱印で押される団子の印と同じビジュアルなので、ぜひ見比べてみて。持ち帰り5本650円もあります。
加茂みたらし茶屋
かもみたらしちゃや
住所: 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
TEL: 075-791-1652
営業時間: 9時30分~19時(18時LO)
定休日: 水曜(祝日の場合は営業)
圓常院から徒歩10分、堀川鞍馬口辺りに来たら、うめぞの茶房は外せません。昭和初期に創業した甘味処・梅園の3代目が手掛け、かざり羹1個350円~が今や京都甘味の定番といっていいほど大人気。餡(あん)をわらび粉・寒天で流し固め、フルーツや生クリーム、ナッツなどをトッピングしたもので、レモンやフランボワーズなど、和洋折衷の斬新なビジュアルと味わいが魅力です。
■うめぞの茶房
住所:京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11‐1
TEL:075-432-5088
営業時間:11時~17時30分(17時LO、売切れ次第終了)
定休日:無休
※2021年1月現在は時短営業中で12時~
紹介社寺の近くではありませんが、中心部にある老舗和菓子店・二篠若狭屋 寺町店にも立ち寄りましょう。一押しは上生菓子・アマビエ三姉妹3個入り1296円 。外は軟らかい外郎で、中は栗餡、生姜餡、梅餡の3種。パステルカラーでかわいいビジュアルだけど、中の味はしっかり個性派の3姉妹。いただいたアマビエの御朱印とともにSNSにアップすれば、疫病退散にさらに効果があるかも⁉
■二篠若狭屋 寺町店(にじょうわかさや てらまちてん)
住所:京都市中京区寺町通二条下ル榎木町67
電話:075-256-2280
時間:9~18時(2階は10時30分~17時、LOは30分前)
休み:水曜
※元離宮二条城近くの本店でも販売あり。販売期間が終了した場合も、2日前までの予約で販売可。
『関西 週末開運御朱印さんぽ』には人気の御朱印がたくさん!寄り道とダブルで楽しんで
本書には、ほかにも魅力的な御朱印をたっぷり掲載。本書をパラパラとめくって気になる御朱印を見つけたら、それをきっかけにおでかけしても。初めての御朱印めぐりでも、参拝のマナーや注意事項が掲載されているから安心です。
あせって数をたくさん巡るのではなく、近くにある名店に寄り道しながら、時間や日にちをかけて少しずつ楽しむ御朱印めぐりはいかが。心にも体にも、きっと大満足な休日が過ごせるはずです。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
●この記事は『関西 週末開運御朱印さんぽ』に掲載した記事をもとに作成しています。
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