無料の会員登録をすると
お気に入りができます

週末はアートの世界へ!「写真」の魅力に浸れる展示会<3選>

エンタメ

今ではスマートフォンをはじめ、軽量型の一眼レフカメラなど、気軽に撮影できるようになった写真。私たちの身近にありながら、アートとして感性を豊かにしてくれるだけではなく、現代社会を考えるキッカケを与えてくれます。多彩な写真から自分の学びへ繋げられる、東京で開催中の3つの写真展をご紹介します。

私たちの身近にある“写真”

photo:新麻記子

写真が発明されて約200年。
最近ではスマートフォンをはじめ、軽量型の一眼レフカメラなど、気軽に、手軽に、撮影することが可能になりました。視覚的に瞬間を切り取って克明に伝えてくれるものでもありますが、光の芸術として心を突き動かしてくるものでもあります。カメラのフィルターを通して表現された構図や人物は、時にハッとさせてくれるアート体験をもたらしてくれるとともに、時に感情や感覚を揺れ動かしてくれたり、考え方や生き方までも教えてくれます。
そんな私たちの身近にある写真にフォーカスした写真展をご紹介します。

写真:企画展『写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−』より

ウィリアム・クラインと21世紀の写真家たちによる共演

photo:新麻記子

はじめに紹介するのは、六本木・東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデン内にある21_21 DESIGN SIGHTにて開催されている企画展『写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−』。
本展覧会では、20世紀を代表する写真家であるウィリアム・クラインの都市を捉えた写真を迫力あるマルチ・プロジェクションで表現するほか、斬新な眼差しで21世紀の都市と人間を見つめ、従来の写真のフレームを大きく飛び越えようとする日本やアジアの写真家たちを紹介しています。テクノロジーやネットワークの革新とともに表現形式や制作手法、制作者と鑑賞者との関係性が変化してきている現在。私たちに、22世紀に生きる写真家や写真表現の在り方について考える機会を与えてくれます。

写真:企画展『写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−』より

写真展『世界的アーティストたち、ダリ等』

続いて紹介するのは、東京メトロ日比谷線東銀座駅 歌舞伎座タワー徒歩1分にあるArt Gallery M84にて開催中の写真展『世界的アーティストたち、ダリ等』。
ピカソやダリ等の画家をはじめ、小説家、映画監督、俳優など、その時代に活躍した方々を撮影した作品を約30点展示します。とても貴重な手法でプリントされた世界的アーティストたちのポートレイト写真は、アーティストの考え方や生き方までも写り込んでいるように感じます。
また、仕事の依頼として撮影したものだけでなく、ジャンルー・シーフやルシアン・クレルグ等の名立たる写真家との友情関係で撮影されたものが多くあり、そのような人と人との繋がりが垣間見られるのも本展覧会の見どころの一つです。

左)Salvador Dalí © Photo by Jean Dieuzaide / M84
右)Sarah Bernhardt,1865 © Photo by Tourtin / M84

TOPコレクションたのしむ、まなぶ『イントゥ・ザ・ピクチャーズ』

最後に紹介するのは、JR恵比寿駅東口より徒歩約7分 恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館で開催される、TOPコレクション。毎年1つの共通テーマで、同館が所有しているコレクションを紹介している写真展覧会シリーズで、今年のテーマは「たのしむ、まなぶ」です。
「美術館」という場における学びは、学校や書物による学びとは異なる体験をもたらします。美術館の空間の空気感、壁に並ぶ作品のリズム感、実際の作品の大きさによる存在感などを全身で感じたりすることからの学びは美術館特有のものです。
本展覧会は、東京都写真美術館の34,000点以上におよぶ膨大なコレクションの中から、古今・東西のすぐれた名品の数々を紹介しつつ、観客の皆様を美術館の豊かで多様な学びへと誘います。 写真に詳しい方にも、そして東京都写真美術館を訪れるのは初めてという方にも、きっと新たな「たのしみ」と「まなび」があることでしょう!

左)ロベール・ドアノー 《ピカソのパン》 1952年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact
右)木村伊兵衛《大阪・中之島公園》 1955年 ゼラチン・シルバー・プリント

多彩な写真から自分の学びへ

photo:新麻記子

写真の可能性を紐解くことは、アートとして感性を豊かにしてくれるだけではなく、現代社会を考えるキッカケを与えてくれます。一つ、一つ、写真作品を時代の資料として見るのでなく、自分の興味に沿って作品に写り込んでいるものをじっくり見てみてください。きっとそれまで気づかなかった一面に気づくことができたり、疑問に対峙することの大切さを発見できたりするはずです。また、一部作品を除き撮影OKの写真展もあるので、自分の手により写真作品を撮影し、見返すことにより新たな物事を見つけられるでしょう。
多彩な写真作品が迎えてくれ、様々なアート体験を通じて自身への学びに繋げられる写真展に足を運んでみてはいかがでしょうか。

写真:企画展『写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−』より

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ