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さぁ、W杯! サッカー知らない女子に「日本代表ざっくり解説」

エンタメ

6月14日からいよいよ『2018 FIFAワールドカップ ロシア』が始まります。サッカーファンにとっては、心の底から楽しみな4年に1度のビッグイベントでありますが、特に興味のない女子には、監督が電撃解任されてちょっと騒いでるよね、レベルのことかもしれません。でも、せっかくのお祭りですから、乗っかってみませんか? 知識がなくてもこれを読めばわかる! ワールドカップ直前に押さえておきたい日本代表基礎知識をお伝えします!

文・伊藤順子

守る人:GK、DF

自チームのゴールを守る人たちのこと。ゴールのすぐ目の前にいる人がGK(ゴールキーパー)、その前にいる人たちがDF(ディフェンダー)です。DFは守備がメインですが、時には攻め込み、センタリング(サイドから攻撃し、ゴール近くまで上がって、ゴール付近にロングパスを蹴ること)したり、シュートを決める選手もいます。DFの人数は監督やゲームによって変わり、人数が多いほど守り重視といえます。

ガーナ戦では、次に説明するMFで登録している長谷部誠選手がセンターバック(真ん中のDF)となり、指揮を取りました。彼の合図で3人がラインとなって、攻撃時は上がり(敵のほうへ進む)、相手にボールが渡ったときは下がる(自ゴールに寄る)ことを繰り返します。

【おすすめポイント】
長谷部選手の「上がれ」の合図をする様は、惚れ惚れするほどカッコいいです! テレビ画面だとなかなかわかりづらいですが、センターバックとなる選手の指示に注目してください! またDFが相手と1対1となったときも見応えがあります。ボールを奪い返したときは、自然と歓声をあげてしまうでしょう!

GK
1 川島永嗣(FCメス/フランス)

DF
17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ。キャプテン)
20 槙野智章(浦和レッズ)
22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

守りも攻めもして、DFからもらったボールをFWにつなぐ人:MF

MF(ミッドフィールダー)は、つなぐ人と書きましたが、ただつなぐだけではありません。この人たちが、誰に(どこに)どんなパスを出すかで、流れは大きく変わります。つまり、彼らが試合を組み立てるといってもいいでしょう。もちろん敵にボールが渡れば奪いにもいくし、積極的にシュートもします。

先述したように、MFのなかでも、守備的MF(ボランチ)、攻撃的MF(トップ下orシャドー)にわかれることもあり、ガーナ戦では守備的MFが長友佑都、山口蛍、大島僚太、原口元気各選手でした。攻撃的MFは、よりFWに近い役割になるとシャドーとも呼ばれ(影のFW)、積極的に点を取りに行く姿勢が求められます。同戦では、本田圭佑、宇佐美貴史両選手が担いました。

【おすすめポイント】
彼らの動き、ドリブル、パス回しです。すべてと言ってしまえばそうなのですが、パスひとつにとっても、単に味方がいるところに出すのではありません。攻めることができる位置に味方を動かすために、誰もいないところへあえて出したり、敵ディフェンダーの死角となる背後の位置に出したり(裏をとると言います)と、ひとつひとつに意図があるのです。また、ドリブルが得意な選手も多く、突破もめちゃめちゃ見たいシーンです。

MF
4 本田圭佑(CFパチューカ/メキシコ)
5 長友佑都(ガラタサライSK/トルコ)
8 原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
11 宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
16 山口蛍(セレッソ大阪)
18 大島僚太(川崎フロンターレ)

点を決める人:FW

FW(フォワード)は、DFが奪い、MFがつないだボールをゴールに放つ人です。日本代表は1トップが多く、絶対的エースといわれる大迫勇也選手が任されています。敵に攻め込まれたときは、多くの選手が下がりますが(自ゴール近くで守る)、FWだけは戻らないことがほとんどです。カウンター攻撃に備えるためでもありますが、それだけ、点を取ることだけに重きを置くポジションです。選手がせめぎあうゴール前でいかに競り勝ち、いかに瞬時にコースを見極めて確実にシュートをできるかが求められます。

また、ゴール近くでボールを受けることで、FWが起点となり、ほかの選手がゴールすることも多く、アシストする場面が頻繁にあります。

【おすすめポイント】
やはりシュートです! どんなものだっていいです! なぜなら、6月12日のパラグアイ戦で、西野監督になってからようやく初ゴールが生まれたものの、日本は長年決定力不足といわれているからです。大迫選手は万能型であると国内外問わず高評価ですから、本大会でも貪欲に少しでも多くの点を期待したいものです!

FW
15 大迫勇也(ベルダー・ブレーメン/ドイツ)

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©JFA

【控え】
●GK
12 東口 順昭(ガンバ大阪)
23 中村 航輔(柏レイソル)

●DF
19 酒井 宏樹(オリンピック・マルセイユ/フランス)
21 酒井 高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
3 昌子 源(鹿島アントラーズ)
6 遠藤 航(浦和レッズ)
2 植田 直通(鹿島アントラーズ)

●MF
14 乾 貴士(レアル・ベティス/スペイン)
10 香川 真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)
7 柴崎 岳(ヘタフェCF/スペイン)

●FW
9 岡崎 慎司(レスター・シティFC/イングランド)
13 武藤 嘉紀(1.FSVマインツ05/ドイツ)

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©JFA

いかがでしたか。ちなみに、日本代表のユニフォームは、日本の伝統色である深い藍色をベースカラーに用いた「勝色」がコンセプト。点線のような模様は、歴史を紡ぐ糸をイメージした「刺し子柄」といわれるものです。日本サッカーの歴史を築いてきた選手やスタッフ、サポーターたちの想いを紡ぎ、ロシア大会での勝利を望むという意味も込められているそう。選手と同じユニフォームをはじめ、帽子やタオルなど応援グッズもたくさんあるので、それらを身に着けてテレビの前で参戦しても楽しいですね!

多くの人々の願いを背負い、これまで培ってきた自身の経験と自信、思いを抱え、戦士たちは大舞台に挑みます。まずは19日の初戦! そこから先の景色はどう広がるのか、ドキドキワクワクしながら、その日を迎えましょう!

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