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さぁ、W杯! サッカー知らない女子に「日本代表ざっくり解説」

守る人:GK、DF

自チームのゴールを守る人たちのこと。ゴールのすぐ目の前にいる人がGK(ゴールキーパー)、その前にいる人たちがDF(ディフェンダー)です。DFは守備がメインですが、時には攻め込み、センタリング(サイドから攻撃し、ゴール近くまで上がって、ゴール付近にロングパスを蹴ること)したり、シュートを決める選手もいます。DFの人数は監督やゲームによって変わり、人数が多いほど守り重視といえます。

ガーナ戦では、次に説明するMFで登録している長谷部誠選手がセンターバック(真ん中のDF)となり、指揮を取りました。彼の合図で3人がラインとなって、攻撃時は上がり(敵のほうへ進む)、相手にボールが渡ったときは下がる(自ゴールに寄る)ことを繰り返します。

【おすすめポイント】
長谷部選手の「上がれ」の合図をする様は、惚れ惚れするほどカッコいいです! テレビ画面だとなかなかわかりづらいですが、センターバックとなる選手の指示に注目してください! またDFが相手と1対1となったときも見応えがあります。ボールを奪い返したときは、自然と歓声をあげてしまうでしょう!

GK
1 川島永嗣(FCメス/フランス)

DF
17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ。キャプテン)
20 槙野智章(浦和レッズ)
22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

守りも攻めもして、DFからもらったボールをFWにつなぐ人:MF

MF(ミッドフィールダー)は、つなぐ人と書きましたが、ただつなぐだけではありません。この人たちが、誰に(どこに)どんなパスを出すかで、流れは大きく変わります。つまり、彼らが試合を組み立てるといってもいいでしょう。もちろん敵にボールが渡れば奪いにもいくし、積極的にシュートもします。

先述したように、MFのなかでも、守備的MF(ボランチ)、攻撃的MF(トップ下orシャドー)にわかれることもあり、ガーナ戦では守備的MFが長友佑都、山口蛍、大島僚太、原口元気各選手でした。攻撃的MFは、よりFWに近い役割になるとシャドーとも呼ばれ(影のFW)、積極的に点を取りに行く姿勢が求められます。同戦では、本田圭佑、宇佐美貴史両選手が担いました。

【おすすめポイント】
彼らの動き、ドリブル、パス回しです。すべてと言ってしまえばそうなのですが、パスひとつにとっても、単に味方がいるところに出すのではありません。攻めることができる位置に味方を動かすために、誰もいないところへあえて出したり、敵ディフェンダーの死角となる背後の位置に出したり(裏をとると言います)と、ひとつひとつに意図があるのです。また、ドリブルが得意な選手も多く、突破もめちゃめちゃ見たいシーンです。

MF
4 本田圭佑(CFパチューカ/メキシコ)
5 長友佑都(ガラタサライSK/トルコ)
8 原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
11 宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
16 山口蛍(セレッソ大阪)
18 大島僚太(川崎フロンターレ)

点を決める人:FW

FW(フォワード)は、DFが奪い、MFがつないだボールをゴールに放つ人です。日本代表は1トップが多く、絶対的エースといわれる大迫勇也選手が任されています。敵に攻め込まれたときは、多くの選手が下がりますが(自ゴール近くで守る)、FWだけは戻らないことがほとんどです。カウンター攻撃に備えるためでもありますが、それだけ、点を取ることだけに重きを置くポジションです。選手がせめぎあうゴール前でいかに競り勝ち、いかに瞬時にコースを見極めて確実にシュートをできるかが求められます。

また、ゴール近くでボールを受けることで、FWが起点となり、ほかの選手がゴールすることも多く、アシストする場面が頻繁にあります。

【おすすめポイント】
やはりシュートです! どんなものだっていいです! なぜなら、6月12日のパラグアイ戦で、西野監督になってからようやく初ゴールが生まれたものの、日本は長年決定力不足といわれているからです。大迫選手は万能型であると国内外問わず高評価ですから、本大会でも貪欲に少しでも多くの点を期待したいものです!

FW
15 大迫勇也(ベルダー・ブレーメン/ドイツ)

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©JFA

【控え】
●GK
12 東口 順昭(ガンバ大阪)
23 中村 航輔(柏レイソル)

●DF
19 酒井 宏樹(オリンピック・マルセイユ/フランス)
21 酒井 高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
3 昌子 源(鹿島アントラーズ)
6 遠藤 航(浦和レッズ)
2 植田 直通(鹿島アントラーズ)

●MF
14 乾 貴士(レアル・ベティス/スペイン)
10 香川 真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)
7 柴崎 岳(ヘタフェCF/スペイン)

●FW
9 岡崎 慎司(レスター・シティFC/イングランド)
13 武藤 嘉紀(1.FSVマインツ05/ドイツ)

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©JFA

いかがでしたか。ちなみに、日本代表のユニフォームは、日本の伝統色である深い藍色をベースカラーに用いた「勝色」がコンセプト。点線のような模様は、歴史を紡ぐ糸をイメージした「刺し子柄」といわれるものです。日本サッカーの歴史を築いてきた選手やスタッフ、サポーターたちの想いを紡ぎ、ロシア大会での勝利を望むという意味も込められているそう。選手と同じユニフォームをはじめ、帽子やタオルなど応援グッズもたくさんあるので、それらを身に着けてテレビの前で参戦しても楽しいですね!

多くの人々の願いを背負い、これまで培ってきた自身の経験と自信、思いを抱え、戦士たちは大舞台に挑みます。まずは19日の初戦! そこから先の景色はどう広がるのか、ドキドキワクワクしながら、その日を迎えましょう!

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